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失礼な爺さんとの戦い 地下鉄編

こんにちは南仙台の父です。
今回は実際にあった、失礼な爺さんとの戦いをご紹介します。
本当に、本当に失礼な爺さんでした・・・。😢

私は通勤で地下鉄を利用しています。
ある日の午後のこと、私はいつものように地下鉄の始発駅から乗車しま
した。
始発駅なので余裕で座ることができますが、私は難病患者のためハート
マークを付けています。
そのため、ハートマークを見て席を譲っていただくこともあれば、ジロ
ジロと舐められたような視線を感じることもあります。
(別に珍しい生き物ではありません。)
その日も優先席ではない座席に座って発車を待っていました。
その日もいつも通り、何人かの乗客が発車を待っていました。
私の座席から少し離れたところには女子高生二人組も座っています。
楽しそうに会話が弾む女子高生たち・・・。
しばらくして、一人の爺さんが乗車してきました。
普通の爺さんでしたが、何やら独り言を話しています。
(△〇☆◇♡#$・・・。 何を言っているかわかりません。)

爺さんは私の方を見ています。
(イヤ~な予感がしてきました・・・。)
「おい、何がカタワなや?」、爺さんが私に質問してきました。
(はぁ、何じゃ?)
とりあえず黙ってスマホを弄っている私。
「だから、どこがカタワなんなや?」
しつこく質問してくる爺さん。
遠目にいる女子高生二人組も気づいてこちらを心配そうに見ています。
おそらく、私が爺さんに絡まれていると思ったようです。
爺さんは地元の人(ジモティー)らしく、かなり訛った仙台弁で本当に
失礼な質問を浴びせてきます。
「どこがカタワか言わんなや!」
ちょっと怒った感じで訊いてくる爺さんに、私も少し腹が立ってきまし
たので、一応答えてやることにしました。
「頭と顔と性格ですかね・・・。」、私が答える。
遠目にいる女子高生が笑いを堪えられず笑っております。
「だから、何がカタワなんか聞いとるなや!」
更に勝手にエキサイトする爺さん。
ちょっと待ってくれ、俺は恥を忍んでこんな公共の場で自分のダメなと
ころをオープンにしたんだぞ!
麻雀で言えばオープンリーチじゃないか!💢
「何でカタワなんか聞いとるなや!」
更に勝手なエキサイトしてくる爺さん。
爺さんの頭の中では猪木ボンバイエ状態なのかもしれません。
「だから、頭と顔と性格だって言ってるじゃないですか!」
確かにちょっと前まで難病治療で大変だったのは事実だが、治療もあっ
て今の時点ではそれより悪いのは頭と顔と性格に決まってます。
そんな重大な機密事項をこんなパブリックな場で公開させられた俺の身
にもなってみろ!
少し私もエキサイト気味。
遠目の女子高生は完全に笑いが止まらない状態になっています。
一人は既に涙目じゃないですか・・・。
「カタワなんやから、真面目に答えんなや!」、かなり切れ気味になっ
ている爺さん。
「だから、頭と顔と性格なんですけど!」
正直、私だってこんな私に生まれたくはなかった。
親ガチャとかあるけど、誰もこんな自分を選んで生まれてきたわけでは
ありませんから。
もっと頭が良かったらもっといい学校に行くことだってできただろうし
、もっと顔が良かったら少しは女性運にも恵まれて楽しい青春を過ごす
ことだってできただろうし、もっと性格が良かったらイヤな上司にも気
持ちよくヨイショしてもっと偉くなっただろうし。
本当に私の悪いところと言えば、頭・顔・性格なんですから。
遠目の女子高生は笑いが止まらず、少し鼻水を垂らしているようにも見
えます。
かなり女子高生は危ない状態に入っています。
「わからんやつなや、どこがカタワなんなや!」と爺さんは凄んでこち
らを睨みつけています。
「さっきから言ってますけど、頭と顔と性格なんです!」
もう恥ずかしくなんかありません、負けてられるかい!💢
でもなあ、三冠王だもんな・・・。
そう言えば、藤井壮太五冠はあの若さで五冠か・・・。
俺なんて還暦にもなって、たかだか三冠がいいところだし、いや待てよ
、金回りも悪かったよな・・・、それを入れても四冠止まりか・・・。
どんだけ藤井五冠は凄い存在なんだよ、足下にも及ばねぇ・・・。
あっ、女子高生の顔面が崩壊しちゃったぞ、とても彼氏には見せられな
いようなとんでもない顔面になっちゃったじゃないか!
これからの時代をしょって立つ若者を、あんな恥ずかしい状態にしやが
って、本当にとんでもない爺さんだな!💢
別の意味で怒りがこみ上げてしまう私。

電車はそんな戦いの中で静かに発車していきました。
爺さんは何か言っていますが、電車の音やアナウンスでかき消され、何
を言っているのかわかりません。
「△〇☆◇♡#$・・・。」、訛もひどくてさっぱりわかりません。
電車はしばらくして駅に到着し、扉が開きました。
爺さんは相変わらず何語かすらもわからない言語で、顔を真っ赤にして
電車を降りていきました。
女子高生たちは顔面が崩壊したまま、立ち直ることができません。
爺さんと入替って何人かの乗客が乗車しましたが、乗客たちは女子高生
たちがなぜ顔面崩壊して、ヒクヒクしながら鼻水を垂らして泣き笑いを
しているか知る由もありません。
いったい彼女たちはどうやって家まで帰るのだろうかと余計な心配をし
てしまう。
こうして、私と爺さんの仁義なき戦いは幕を閉じたのでした。
結局、どちらが勝ったとかの話ではなく、二人の女子高生を顔面崩壊さ
せ、青春の一ページに大きな遺恨を与えただけに終わりました。
世紀の茶番とまで言われた、アントニオ猪木対モハメド・アリの一戦と
比較しても優劣のつけがたい、本当に意味のない不毛な戦いでした。
女子高生はかわいそうにまだ顔面崩壊しています。
きっと家に帰るまでに立ち直れそうにもありません。
私も地下鉄で死ぬまで隠し、墓場まで持って行こうと固く決意していた
自分のダメなところを赤裸々に公開してしまいました。
いったいどうしてくれるんだよ!💢
爺さんが余計な質問するからこんなことになるんじゃないか!💢
地下鉄のアナウンス通り、「電車の中では会話を控え、マスクをしっか
りとしましょう。」、だろ!



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