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さみしい感情の正体

あなたを見送ってから、僕は何かぽっかり穴があいた感覚になった。
さみしいという感情を出さないようにしていたら、
「さみしい」と周りの人が僕に相談してきた。

自分がさみしいと言わない代わりに周りの人が教えてくれた。

あなたについて書こうと思う。

あなたがわたしのことを認識してくれたのは、まだわたしが母のお腹にいるとき、生まれたときも、育っていくときも見守ってくれていた。わたしが知らないときも。あなたは、わたしのお祝いごとには、ごちそうを届けてくれた。そんな小さなこと・・・とわたしが卑下していたことも盛大にごちそうをつくってくれた。
かわいい手紙をくれた。いつも応援しているよ、とメールをくれた。

ただただ、応援してもらいたかった、何もかもおいておいて、全部を肯定してもらわないと立てなかった時期に、あなたはそれをしてくれた存在。わたしには貴重な存在だった。

存在にありがとう、と言ってくれる人との別れ。
やっぱり寂しくなるのだ。
そりゃそうだ。

あなたが応援してくれていることを携えながら、わたしは今日も生きます。文通していたことを思い出すなぁ。
私の手紙は、あなたとともにあの世へ送りました。共にいてくださいね。



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