40年前の都市伝説

バブルも前、オイショックの後ぐらい昭和の時代でした。
中学生か高校生だったときにある話を聞きました。

県内の有名な小中高一貫の英才教育の私立学校がありました。
その小学校の入試での筆記問題の1つとして聞いた話。

(問題)
 数字のゼロが2つあります。ある操作をしてゼロ以外にしてください。

という設問があったとか。答え自体を求めていないのがミソ。
操作自体はゼロの肩にゼロをのっけてゼロのゼロ乗にするのが正解らしかったです。
$${0^0}$$
後日、米国で教えてる数学の先生曰く、ゼロ割りと同じく議論する意味が無いとのこと。
解説系Youtubeをみると、答えは「1」が多かったです。「定義しない」、他には「0」や「不定(答えが無限にある)」などがありました。解説系なのでイメージだけ伝われば良いでしょうと思う私でも導出の厳密性にツッコミを入れたくなるほどです。

google検索で計算ができます。答えは1
Win10のアクセサリの関数電卓は1
手元のカシオの関数電卓ではエラー
Excelは#NUM!でエラー
 エラーは未定義って感じですかね

複素数の微積分など計算できるWebサイトWolfram Alphaでは
「未定義」となります

いずれにせよ、べき乗は中学生で習うのに小学校の入試試験に出て
さらに未定義や1でゼロ出ない数を作るという知識が7才のとき必要
という本当かどうか定かでない都市伝説的なことを思い出しました。

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