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スマイルアップの杜撰な在籍確認例

救済委員会の在籍確認例
(スマイルアップは2024/5/31時点126名に補償を行わない旨連絡
→2024/6/28時点156名に補償を行わない旨連絡
2024/7/31時点184名に補償を行わない旨連絡

・上田氏
就職の相談に乗ってもらううちに、合宿所へ誘われたりレッスンに参加し被害を受けた。「マイオフィスに入りなよ」など事務所への就職も誘われる中、睾丸を噛まれ副睾丸炎と診断。
スマイルアップ社に訴えたが「事実確認できない」と却下。補償うんぬんというより、その非情な電話すら受け付けないむげな対応に憤り

・堀田氏
履歴書を郵送し、返答を求めるため広島駅で会話。「だったら東京に帰ったら君の履歴書捜すから、君の名前と住所と電話番号教えてよ」と駅の構内で性加害。
「たった1回のヒアリングで、確認ができなかったというメール一本だけ。本当に調査したのかと憤りを感じています」
補償の対象外とされた。

・奥村氏
高校1年時にジャニー喜多川からテレビ局の見学に誘われ、その夜に合宿所でジャニーからの性被害に遭う。 その後もジャニーからはレッスンに来るように呼ばれたが、恐怖心から一度も参加しなかった。 
昨年10月在籍確認ができず、補償対象外。 去年12月、SMILE-UP.が在籍確認ができなくても「個別に被害内容を検討する」と発表したことから、改めて補償を申請し、2月に面談をしたが3か月経ったいまも、連絡はこないまま。(24年5月14日)
https://news.ntv.co.jp/category/society/2b9a54396f1b431f9a474ca1978fe758


・川井氏 
元子役俳優で、1982年公開の映画「ハイティーン・ブギ」で近藤真彦の弟役を演じた。「スマイル社からは何度も在籍確認できないとされ、その精神的痛手も相当のものでした。現在は交渉のテーブルにはつけましたけど、返信できていない約200人の被害者たちも同じように悩み苦しみ続けているのかと思うと、やり切れません。また、スマイル社が補償を拒否した93人のうち、被害者が含まれているとしたら、どうなのでしょう。2次被害もいいところだと思います」
補償対象外→実名告発後交渉

・倉田氏
1980年代から顔と実名を出して告発活動をしてきた。名のある元ジュニアでさえも、無知なSU社からは在籍を疑われ、救済委員会の弁護士ではなく、在籍確認が取れないジュニア用の「西村あさひ法律事務所」の弁護士との面談に回され、申告から3ヶ月でようやく面談に至ったことを報告。 
持参した近藤真彦のコンサートビデオを再生して、平本淳也らと共に近藤のバックで踊っている自分の姿を指し示すなどし、約90分間に渡って話し合いを行った。

・30代男性 在籍確認を求められ資料を提出後、約2カ月返事がない。
大阪・朝日放送のABCホールで2次審査を受けた。2001年1月ごろまで、事務所職員から野球大会などへの参加を求められた
年上のジュニアのメンバーに「車中で陰部を触られた」と打ち明けると、「むしろチャンスだ」「触られたことを周りに言ったら怖い人が出て来るからやっかいだぞ」
野球チームにジュニアのメンバーとして参加していた際の動画や写真を送付したが、救済委からいまだ連絡がない。(2023年10月時点)

・60代男性Aさん
中学生の時にジャニー氏から性被害を受けた。「合宿所には毛布が積んであるのですが、そのうち何枚かは、ところどころパリパリになっているんです。子供心にも『性行為のあとだ』とわかりました」(Aさん)
Aさんが別の部屋に逃げると、翌朝からジャニー氏の表情が一変。無視され一週間で退所。担当は20~30代の若い弁護士3人で、被害者をケアするカウンセラーなどはいなかった。弁護士は開口一番「性被害を受けた時、あなたは射精しましたか」2月末に届いたのは「補償せず」というメール。時を同じくしてSMILE社は「43名に補償せず」と公表した。

・60代男性Bさん(偽オーディション疑惑
SMILE社との面談はリモートで行われ、Bさんはスマートフォンに小さく映る弁護士に向かって懸命に被害を訴えた。しかしその後届いたのは、「補償なし」のメール。Aさんに届いたものとまったく同じ文面だった。
大阪でジャニーズ事務所の「オーディション」に参加。その際、ジャニー氏から「明日もオーディションなのでホテルに泊まっていくように」と言われたという。
家に帰り親に被害を打ち明けると、怒った親はジャニーズ事務所に抗議した。すると事務所側は「社長は大阪にも行っていませんし、そんなこともしません」と答えたという。
「あれは性加害のためのニセのオーディションだったと感じています。終わった後は、なかったことにされた」(Bさん)

・ジャニ ーズ元レッスン生T.S さん
被害を打ち明けた約1ヶ月後に、応募したことへの謝罪を記した遺書を残してお母様が自死。
当時の記憶を弁護士に伝えて陳述書も作成したが、事務所から「ジュニア時代の在籍確認が取れない」と言われ、連絡待ちの状態となっているという。
(2023年11月)


・自死された被害者の方も23年5月10日に事務所に電話をかけ、自分もジャニー喜多川からの性被害者であることを相談したが、「担当の者が今居りませんので、折り返し電話します」と言われたまま電話が来ることはなく、事務所から黙殺された。
(23年5月時点で旧ジャニーズ事務所が誠意を持って対応していれば、被害者は実名告発をする必要もなく、命を失うことも無かったのではないか)


「国連ビジネスと人権作業部会による訪日調査最終報告書の発表を受けて」

2024年5月30日の記者会見にて
川井氏(救済対象外から認定された数少ない被害者)
堀田氏(救済対象外となった被害者で今回から実名告発)
奥村氏(救済対象外となった被害者。テレビで実名告発)※オンライン
上田氏(救済対象外となった被害者で今回から実名告発)※オンライン
がスマイルアップ社の対応に対し現状を報告。

上田氏 
旧ジャニーズ事務所スマイルアップ社担当弁護士によるヒアリングが、本年1月に開催されて、当方の被害状況や、それによる当時これから就職や世間に踏み出そうとする私自身の人生に深く関わる影響などを、当事者としてお話をいたしました。片や相手方となる当事者であるジャニー喜多川さんはすでにご存命ではありませんけれども、できる限り事実は客観的にその当時の思いなどは具体的にお伝えしてきました。
しかしながら、事実関係が確認、把握できないとスマイルアップ社サイドからの一方的な理由により、本件被害者として認定できないと、連絡を受け、大変残念に思い、またこの決定には承服致しかねておる次第です。
本件は私のみならず数百名にも及ぶ被害者が存在しております。
彼らを含めた一連の告発によって旧ジャニーズ事務所の実態が解明されつつあると考えております。
スマイルアップ社は、勇気を出して告発に及んだ当事者である、被害を受けた方々の声を真摯に受け止め対応していかれることを望んで おります。
この被害は過去のことではありますが、その後の被害者の人生に大きな影響を与え、その方の人生に影を落として、今なお付きまとっている事案です。旧ジャニーズ事務所や故ジャニー喜多川が犯した罪が消えることはありません。
また被害者の負った傷や苦しみは、金銭で補えるものでもありませんし、その方にとって、この出来事が終わるはずもなく、解決したと言える状況は永久に来ないのではないかと思われるほどです。

奥村氏 
対象外とされてしまうと補償は受け受けられないことに加えて、苦しんだ被害という現実を否定されてしまうことに、悔しさも悲しさもひどく蝕まれる思いに伏しています。
そこで悩んだ結果実名顔出しで告白することを踏み切りました。
それもつい先日のことです。
リスクしか考えられないこの覚悟と共に求めるものは、被害の認定であることもスマイルアップに伝えたい思いです。
決して虚偽や間違いはありません。真実のみを語ってきました。
それだけを伝えたいこれだけは認めてもらいたいそういう気持ちでいっぱいです。
(平本氏よりの補足:89年の時に北さんの元に集まった被害者の1人ということで、皆さんもご存じの通り、私と当事者の会の林さんと共に、喜多川からの被害を訴えるメンバーの1人だったという過去経緯があります。)

スマイルアップ側がよく口にしている、被害者に寄り添った対応ですとか、丁寧な対応、こういうものを私は被害を申請してから1度も感じたことがありません。
昨年10月ですか当事者の会の男性が亡くなりましたが、今その方が亡くなった時の気持ちが、自分はすごく分かります。
自分もいつまでこの気持ちが持つか、ある日突然気持ちの糸が切れてしまうか、とても不安で仕方がないんです。
スマイルアップがこのような対応をし続ける限りまた同じように、犠牲になる人が、自分を含め出るのではないかと、とても危惧しています。
スマイルアップの関係の方がこれを見ているか分かりませんけれども、是非とも、もうそういう悲しいことは起こらないためにも、真摯な対応を切にに願います。

対象外とされた男性たちの苦しみに対して
平本氏「追い込まれて、追い込まれて、行き場所がなくなって、こうまでしないと(実名顔出しで会見を開かないと)、話も聞いてくれない。 さらに『対象外』とされて、その説明もない。憤り以外、何があるのか」


面談を受けた被害者の声の一部

・SU社に合意した被害者数が377人との発表について同会の岡田幸治が、その377名の中には不服申し立てすら出来ずに示談をさせられた被害者が沢山居り、決して納得した上での合意ではなく、泣き寝入りさせられた上での仕方のない合意であることをSNSで明かした。

・合意した377名のうち本当に納得した方はどれだけいるか? 私の周りでも数名合意しましたが 詳しくは言えないですが諦めですかね。(Xのポストより)

・「性被害を受けているのに、『嘘つきがいた』という公表で犯罪者扱いまでされた。被害申請を躊躇させる見せしめのように感じます。これが被害者にとって『二重の苦しみ』だ ということをSMILE社はわかっているのでしょうか」

・「なぜ私の話を信用してもらえないのか、通知には理由が書かれていないのです。面談であんなに詳しく説明したのに……」

・被害を受けた期間、回数、入所時期事細かく聞かれる、内容を細かく説明する。

・途中薬を飲んで整えながら面談する状況。

・当時掲載された雑誌を自らオークションで落札し持参。

・射○したかなど配慮もなく聞かれた上に疑いの目を向けられる。

・ジャニー喜多川に咥えられた?などと聞かれセカンドレイプのようだった。
・元テレ朝勤務の西脇氏でも思い出せないような質問「テレ朝のレッスン場、その時受付に 警備員は何人いましたか」と、一回のレッスンで被害を受けた被害者に詰問する。

・被害を受けていた時に着ていたトレーナーに「それはジャニーズと入ってましたよね」(そんなトレーナーはない)
・同じように「『合宿所の居間のテーブルはどこにありましたか?』と聞かれたが、そもそもテーブルはなかったはず。『ここにありました』と答えた人を嘘つきと認定する質問だったのかもしれない」

・返信をしていない約200人に含まれる。提示された補償算定額では、とても社会復帰できるまでの生活費には足りない。かといって、何度も不服申し立てをすると、だったら裁判でどうぞと言われるとの話もあり、その(裁判)費用も捻出できるか分からないのです。→被害者に弁護士費用を負担させるのは、本来ありえない事である。





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