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2024年台北旅行記②

がんばるぞ2日め

近所の朝ごはん屋さんでダンピン食べて、さあ出発……の前に、台北で観光していこう。
ホテルの近くにある鉄道博物館に行ってみる。
日本統治時代の鉄道省の建物を再利用した台鉄(日本でいうJR東海的な)の博物館。
地味な施設だけど、楽しかった。

説明は中国語と英語のみだったけど、日本が深く関わっていることもあり、なんとな〜〜くは理解できた。
台湾らしいデジタル技術を駆使した展示は言葉がわからなくても、知識がなくても結構楽しめる。

博物館内には日本統治時代の遺構がたくさん。
不思議な形の建物があり、なんだろうと思ったら防空壕だったり、当時の男子トイレだったりした。

北門駅付近はただいま再開発真っ最中


窓から北門が見える

清時代、防衛のため城壁で囲まれていた台北中心部には東西南北の城門があった。
門は西門以外の3つが残っているけど、東門と南門は国民党政府時代に改修されたので、清時代の面影を残しているのは北門のみなんだとか。
(確かに他の2つはけっこう派手でテイストが違う)


目指せ十份

乗っている人全員観光客

さて台鉄に乗って瑞芳駅へ、平渓線で十份駅へ。

これがうわさの!

ランタン上げである。
いやーぽんぽんと上がっていく。それも結構な数で、壮観である。客引きもすごい。

この世はでっかい宝島

十份のもうひとつの名物である滝を見にいく。駅から2kmほどの道のり。
山道だけどガッチガチに舗装されていて、歩きやすい。
でも山あり谷あり吊り橋ありでけっこうアドベンチャーだ。


台湾のナイアガラ(自称)

屋台が並んで展望台があって…と日本の観光地っぽい。
でも置き物が兵馬俑チックだったり、自然が日本とは違ってたり(水墨画の世界っぽい)ここは異国なんだなあと思わせる。
台湾のこういうとこが好き。
完全に外国ではないんだけど、やっぱり外国みたいな。


疲れすぎ九份

瑞芳駅に戻って九份行きのバスに乗る。
台湾名物・とんでもねー運転のバスに揺られつつ、九份にたどり着いたはいいものの、今度は宿泊先のゲストハウスがわからない。
坂道を歩く歩く。
坂というものが存在しない大阪生まれなのでつらい。
しかし坂しかない神戸生まれの同行者はさらにヘロヘロだったので、多分みんなつらい。

九份で宿泊したのは「サニールーム (九份陽光味宿)」。
日本語は通じないが、お宿の人はとてもフレンドリーだった。
朝食は別料金、フロントに犬と子猫つき。

九份老街から5分くらい下った場所にあり、(迷うことが無ければ)バス停などからも近く(坂道が平気なら)アクセスもいい。

開放感きわまる。写ってないけど右の壁ぎわにトイレ

お部屋はベランダ付きで景色がメチャクチャきれい。

いい景色を見ながらぼーっとできる贅沢。

いい景色を見ながらぼーっとする旅行したい欲に目覚めたかも

しかしお腹すいたな。
近所にコンビニも飲食店もないから老街まで行かなきゃなんだけど…。
歩くのか?あの坂道を?
一番混む黄昏時に?
我ら、山道2キロ歩いてバイオレンス運転に揺られて坂道を20分さまよったぞ???
無理じゃね?

それでも食べなきゃやばいのでなんとか頑張った。
ご存知の通り九份は「ザ観光地」なので正直おいしそうなものが何もない(断言)
疲労と空腹と混雑と暑さが重なると人は凄まじくイライラする。食べる場所は決まらない。同行者と多少ピリつきつつ、どうにかこうにか許容範囲の場所で食事ができたのであった…。


夕暮れ時が混雑のピークだが、九份は夜の方が美しい。赤いランタンは夜が似合う。
しかしもっと夜遅く、もっと人がいなくなってから写真を撮りたかったけど、疲れすぎた。無念。


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