見出し画像

【4/29~5/5の週記】トマソン 無用段差

・会社に行く途中の道にちょっとした段差がある。歩道が段差部と真っ直ぐな部分に分かれていて、いつもなんとなくトントン……と段差の方を上り下りしていたのだが、これが完全に無意味な段差であることに気づいた。

段差入り口。一体どこに繋がっているのだろう?
段差の真ん中。親切なことに途中からでも上り下りできるようになっている。
そしそしてスロープになって終わる。残念ながらどこにも繋がっていない。

・完全に意味のない段差で、これトマソンじゃん、とテンションが上がった。

・トマソンというのはクッソ昔に赤瀬川原平が提唱した、街の中に様々な理由で生まれた無意味な構造物を芸術として見なす概念である。実用的な意味がないからこそ芸術として見做すしかないじゃん、というやつ。

・ちなみにトマソンという名前の由来は、同名の外国人野球選手の振るバットがさっぱりボールに当たらなかったことから、意味のないものの喩えとして。当時から思っていたがあまりにもあまりな命名理由である。本人が知ったらキレそう。

・ちなみに近くに似たような構造でありながら、ちゃんと意味のある段差もあった。

こうやって繋がるドアがあれば意味が分かる。

・これなら意味が分かる。おそらく前者のトマソンも、段差ができた当時はどこかに繋がっていたのだろう。その後建物が建て替わるかどうかして無用段差になったものと思われる。トマソンはそういう理由で生まれることが多い。

・今週はそのくらい。あとは競馬行って酒飲んでた。

・あ、あと左右が分からない人向けの標識があった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?