雑記

長文は書きたくなかった。馬鹿がバレるからである。

思えば幼少期から、正解から外れたことをし、人に笑われるのを過度に恐れていたような気がする。こういうことを言うと、家庭環境や幼少期のトラウマに答えを求められがちだが、これといって原因が思いつかない。封印してるだけかもしれないが、多分本当に無い。

仕事でメールを打つときも細心の注意を払う。こんなことも知らないのか、前提も知らないのに良くこんな内容を送ってきたな、時間を奪わないでくれ、そう言われたくないから、先回りして様々な情報を記す。そうすると、こんなに長文のメールを送りつけてくるなんて非常識だと怒られないかまた不安になる。別にそんな殺伐とした職場ではないし、もう年齢的にはベテランの域に入っていてこれなのだから手の施しようがない。

話を戻す。そもそも外形的にもトップオブトップの能力を有しているわけではないのだから、馬鹿がバレたくないというのは、つまるところ虚勢を張っているということである。巷で評される「自己肯定感が低いくせにプライドは高い」、というのが一番しっくりくるのだろう。プライドが高いなどと言われると、自己肯定感が低いというアイデンティティを傷つけられているようでプライドが傷付く気がする。なんのことやら。

失敗したところで傷つくのは自分だけなのだから、それを恐れているということは、必要以上に自らの価値を過信し、それをガラスケースに入れて後生大事に抱えているということになる。自分大嫌い人間としてはそれを許容するわけにはいかないのである。


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