たなと「スニ―キーレッド」感想

たなと先生「スニ―キーレッド」を読みました。最高でしたありがとうございます。殴っても悲惨な感じにならないのがBLの良さですよね。好きです、暴力。語弊がありまくりですねごめんなさい。

表紙が少し不穏そうな感じだったのですが、中身はまったり気軽に読めます。ゆるい空気間が好き。登場人物がチンピラっぽい人ばかりだけどね。

体から入る系です。その割にはスケベ一辺倒じゃないお話。謎の暴力ヤンキー男の印象がストーリーを追うごとに変わっていきます。ただのドMとドSの邂逅ってわけじゃない。無理やりお互い好きになっちゃいましたーってわけでもない。まったり二人の関係が近づいていく話に私は感じました。

王道ですが、普段暴力的なキャラどんどん甘くなっていくのたまらんですね。王道には王道たるゆえんがある。三崎への見方がただのサンドバッグから変わっていくのが面白いですね。小さいけどそのコマが結構私のお気に入りです。

話はずれますが、体から入る系の話のやっとこさのキスシーンは興奮しますよね。それ以上のことたくさん見てるのに、そこが一番萌えます。あ、でも最初に一方に無理やりキスして拒まれ、からの押し倒し～も萌え～～＼(＾o＾)／です。挿入もいいけど、っぱキスよ。「ハグ」エ~ンドｩｯ「キッス」よ時代は。

話を戻しまして。以降ネタバレ有りです。

特に良かったシーンは、ハルが三崎に「女と正反対だな」と言ったシーンですね。ハルが暴力を振る理由がなくて、でも三崎の被虐嗜好を満たさんとこのセリフを言うところ。ハルが三崎のことをサンドバッグとしてではなく、ちゃんと好きだと思っているんだなーと感じれますし、女と正反対って虐め文句的にどうなんだ？（効果的なのか？？）とハルの不器用な面が見えてとても好きでした。案の条三崎はこの言葉責めで混乱してたしね。

というわけで、暴力無理やりソフトSM、年上年下の組み合わせエキセントリックなキャラetc.が好きな私はかなりハマった作品でしたね。オンブルーはやっぱり裏切らないです。好きの範囲が狭い私でも、ビミョーだなと思う作品が少ない。それに雲田はるこ先生が推薦してるだけあります。（新宿ラッキーホール好き）

他にも色々思ったことはあるのですがこの辺で締めます。ぜひみんなも買って読んでみてくれよな。さようなら。