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5/5KYダービー(G1)全頭診断

ケンタッキーダービー全頭診断
【チャーチルダウンズ競馬場・ダート・2,000m・左・57㌔】
[コース特徴]
・小回り平坦ダート2,000m左回り
・日本の砂ダートと異なり土のダート
・スピード決着が多く先行馬有利
・1コーナーまでは約450mの直線、ラストの直線は約380m
・出走馬全てが初の多頭数であり、差し追込み脚質の馬は直線で詰まる可能性あり

[ゲート傾向]
※ゲート制が採用された1930年以降
・1〜10番ゲートの勝率が高く内枠有利(過去合計66勝)
→5番10勝、10番9勝、1.7.8番8勝、2番7勝
・11〜20番ゲートの勝率が低く外枠不利(過去合計27勝)
→15番6勝、17番は過去勝ち馬なし

[全頭診断(ゲート順)]
ドーノック(先)=C
・L.サエス
1走前[ブルーグラスS(G1)・ダ・1,800m・左・4着・56㌔]
→先団好位を追走。前有利の馬場が合った中で1~3着馬に突き放されての4着のため、評価はできない。
‪☆キレる脚も無く距離延長はマイナス。3走前レムゼンSにてシエラレオーネに勝利しているが距離ロスもなく展開が向いた中のため、後方から外を回す距離ロスがあったシエラレオーネを評価したい。今回は軽視。

シエラレオーネ(追)=S
・T.ガファリオン
1走前【ブルーグラスS(G1)・ダ・1,800m・左・1着・55.5㌔】
→大外枠から後方追走。軽斤量の恩恵はあるものの、道中位置をまくり4コーナーで外を回る距離ロス、前残りの馬場が合わない中での1着は着順以上に評価。
‪☆馬群に包まれやすい内枠スタートだが、後方から脚をためるシエラレオーネにとってむしろ距離ロスを抑えられる内枠はプラス。決め手のなる末脚を持ち合わせており、騎手の継続騎乗もプラス。逃げ先行馬が多く、ハイペース前総崩れの差し有利の展開が向く可能性があること、日本のオッズではフォーエバーヤング、前走派手な勝ち方をしたフィアースネスに人気が集まりオッズ妙味があること、単純に馬の能力がトップクラスであることからS評価。
※斤量経験が55.5㌔であり今回プラス1.5㌔。

ミスティックダン(差)=C
・B.ヘルナンデスJr.
1走前[アーカンソーD(G1)・ダ・1,800m・左・3着・56㌔]
→中団好位を追走。前残りの馬場が合った中だが勝ち馬、2着馬に突き放されての3着のため着順以上に評価はできない。
‪☆ゴール後も伸びているため距離延長に不安は無い。決め手となる末脚を持ち合わせいるが前走で完敗したジャストスティールが好枠に入ったため相手関係を加味してC評価。

キャッチングフリーダム(追)=A
・F.プラ
1走前[ルイジアナD(G2)・ダ・1,900m・左・1着・55.5㌔]
→後方追走。外差し有利の馬場と展開が向いたものの、4コーナーで大外を回す距離ロスがある中、今走にも出走する2〜3着馬を突き放しての1着は評価。
‪☆決め手となる末脚を持ち合わせており、ゴール後も伸びているため距離延長に不安は無い。2走前に直線で挟まれる不利があったものの、シエラレオーネに完敗しているため、相手関係を加味してA評価まで。

カタリティック(逃)=A
・J.オルティス
1走前[フロリダD(G1)・ダ・1,800m・左・2着・55.5㌔]
→前残りの馬場が合った中での2着だが、勝ち馬フィアースネスに約10馬身以上の差を付けられての2着のため評価できない。
‪☆絶好枠スタート。内側に鼻を主張したい馬が居ない点はプラス。フィアースネスに完敗しているため、相手関係を加味してA評価まで。

ジャストスティール(先)=S
・K.アスムッソン
1走前[アーカンソーD(G1)・ダ・1,800m・左・2着・56㌔]
→先団好位を追走。前残りの馬場が合った中での2着だが、ミスティックダンに約4馬身差は評価。
‪☆好枠スタート。先行し長く良い脚を使える。4走前にキャッチングフリーダムに突き放され完敗しているが、キャッチングフリーダムが初の多頭数で直線で詰まる可能性が考えられること、好枠から楽に先行ポジションを取れることから逆転の余地はあり、オッズ妙味も込めてS評評価。

オナーマリー(差)=B
・B.カーティス
1走前[ルイジアナD(G2)・ダ・1,900m・左・2着・55.5㌔]
→後方追走。外差し有利の馬場と展開が向いた中での2着だが、大外を回り距離ロスのあったキャッチングフリーダムに突き放されての2着のため着順以上に評価はできない。
‪☆2走前リズンスターSでは今走にも出走する他馬相手に5着と完敗しているため、相手関係を加味してB評価。

ジャストアタッチ(逃)=S
・F.ジェルー
1走前[ブルーグラスS(G1)・ダ・1,800m・左・2着・56㌔]
→前残りの馬場が合った中での2着だが、3着馬を突き放しての2着は評価。‪
‪☆先行し長く良い脚を使える。有力馬シエラレオーネが初の多頭数で直線で詰まる可能性が考えられること、好枠から楽に先行ポジションを取れるから逆転できる余地はあり、オッズ妙味も込めてS評価。

エンシーノ(逃)=C
・B.コックス
1走前[レキシントンS(G3)・ダ・1,700m・左・1着・53.5㌔]
→単騎楽逃げの展開、前残りの馬場が合った中での1着のため着順以上に評価はできない。
‪☆G3以上の出走経験が無く、斤量も過去最高で54.5㌔まで。メンバーレベルが格段に上がる今回は軽視。C評価。

テーオーパスワード(逃)=B
・木村和士
1走前[中山・ダ・1,800m・右・1着・57㌔]
→単騎楽逃げの展開が向いた中での1着のため着順以上に評価はできない。
2走前[京都・ダ・1,800m・右・1着・57㌔]
→前残りの馬場が合った中での1着だが2着馬を突き放しての1着は評価。
‪☆先行し長く良い脚を使え。外国馬が斤量プラスに対し、既に57㌔を経験している点、3年連続カナダリーディングジョッキーである木村騎乗はプラス。最高枠スタートだが、ゲートにやや難があり、右回りの経験しかないこと、初の海外輸送とメンバーレベルが格段に上がる今回は軽視か。B評価。

フォーエバーヤング(先)=A
・坂井琉星
1走前[UAED(G2)・ダ・1,900m・左・1着・55㌔]
→外枠から終始外を回る距離ロスがあった中、最内を立ち回った逃げ馬を突き放しての1着は着順以上に評価。
2走前[サウジダービー(G3)・ダ・1,600m・左・1着・55㌔]
→やや出遅れ。1走前同様の立ち回りと前残りの馬場が合わない中差し切っての1着は着順以上に評価。
‪☆先行し長く良い脚を使える。内外に馬を見れる好枠スタート。前走から斤量プラス2㌔、追い切りでやや疲労が感じられていること、日本のオッズでは過剰人気が予想されオッズ妙味も無いことからA評価まで。

トラックファントム(逃)=B
・J.ロザリオ
1走前[ルイジアナD(G2)・ダ・左・1,900m・4着・55.5㌔]
→外差し有利の馬場が合わない中での4着のため評価下げず。
‪☆2走前のリズンスターSでは前残りの馬場が合った中シエラレオーネに差されているがキャッチングフリーダムに先着している。相手関係を加味してB評価まで。

ウエストサラトガ(先)=C
・J.カスタノン
1走前[ジェフルビーS(G3)・AW・1,800m・左・2着・55.5㌔]
→外差し有利の馬場と展開が合わない中だが、勝ち馬エンドレスリーに突き放されての2着は評価できない。
‪☆G3以上の出走経験が無く、メンバーレベルが格段に上がる今回は軽視。C評価。
※ダート経験あり。

エンドレスリー(差)=A
・U.リスポリ
1走前[ジェフルビーS(G3)・AW・1,800m・左・1着・55.5㌔]
→外差し有利の馬場と展開が向いた中だが、2着馬に約5馬身差は着順以上に評価。
‪☆決め手となる末脚を持ち合わせいる。後方から進めるエンドレスリーにとって馬群に包まれにくい外枠スタートはプラス。逃げ先行馬が多く、ハイペースが予想される今回は差し有利の展開が向く可能性が高い。今回初のダート挑戦であることを加味してA評価まで。オッズ妙味もあり抑えておきたい1頭。
※AW=ニューポリトラック

ドメスティックプロダクト(先)=C
・I.オルティスJr.(テン乗り)
1走前[タンパベイD(G3)・ダ・1,700m・左・1着・54.5㌔]
→前残りの馬場が合った中での1着のため着順以上に評価はできない。
‪☆3走前レムゼンSにてドーノックに完敗している。斤量も過去最高で54.5㌔まで。騎手のテン乗りもマイナスであり、メンバーレベルが格段に上がる今回は軽視。

グランドモーザファースト(先)=C
・E.ハラミーヨ
1走前[フロリダD(G1)・ダ・1,800m・左・3着・55.5㌔]
→前残りの馬場が合った中での3着だが、勝ち馬フィアースネスに約10馬身差以上の差を付けられての3着のため評価できない。
‪☆2走前タンパベイダービーにてドメスティックプロダクトと差のない競馬をしており、メンバーレベルが格段に上がる今回は軽視。

フィアースネス(逃)=S
・J.ヴェラスケス
1走前[フロリダD(G1)・ダ・1,800m・左・1着・55.5㌔]
→前残りの馬場が合った中だが、2着馬に約10馬身差付ける圧勝、最後は流す余裕を持っての1着のため着順以上に評価。
‪☆先行し長く良い脚を使える。能力はトップクラス。内枠に逃げ先行馬が多く、先行争いが激化する消耗戦が予想され終始外目を回される可能性があり、1930年の開催以降勝ち馬が出ていない死の枠17番スタートはマイナス。1走前の圧勝の影響で過剰人気が予想されオッズ妙味も無いことからA評価まで。
※先行争いが激化した2走前ホーリーブルSでは斤量差があったとはいえドメスティックプロダクトにせり負けている。3走前は1走前同様に圧勝し、4走前は不良馬場が合わず度外視。

ストロングホールド(先)=A
・A.フレス
1走前[サンタアニタD(G1)・ダ・1,800m・左・1着・56㌔]
→前残りの馬場が合った中での1着のため着順以上に評価はできない。
‪☆先行し長く良い脚を使える。鼻に拘らず、馬群に包まれず先団好位を追走できる外枠スタートはプラス。抑えておきたい1頭。

レジリエンス(先)=C
・J.アルバラード(テン乗り)
1走前[ウッドメモリアルS(G2)・ダ・1,800m・左・1着・56㌔]
→前残りの馬場が合った中での1着のため着順以上に評価はできない。
‪☆2走前リズンスターSでは、キャッチングフリーダムに完敗している。騎手のテン乗りもマイナスであり、相手関係を加味してC評価。

ソサエティマン(差)=B
・L.デットーリ
1走前[ウッドメモリアルS(G2)・ダ・1,800m・左・2着・56㌔]
→先団好位を追走。前残りの馬場が合わない中だが追い出しもスムーズにできた中での2着のため着順以上に評価はできない。
‪☆逃げ先行馬が多い今回は中団から末脚を使えるソサエティマンに展開が向く可能性がある。メンバーレベルは上がるが、紐では抑えておきたい1頭。

(除外)エピックライド(先)=C
・A.ベスキッツァ
1走前[ブルーグラスS(G1)・ダ・1,800m・左・3着・56㌔]
→前有利の馬場が合った中だが1~2着馬に突き放されての3着のため評価はできない。
‪☆メンバーレベルが上がる今回は軽視。

(除外)ムガトゥ(差)=C
・J.タラモ
1走前[ブルーグラスS(G1)・ダ・1,800m・左・5着・56㌔]
→前有利の馬場が合わない中での5着のため評価は下げず。
‪☆メンバーレベルが上がる今回は軽視。

S評価
シエラレオーネ
ジャストスティール
ジャストアタッチ
フィアースネス
A評価
キャッチングフリーダム
カタリティック
フォーエバーヤング
エンドレスリー
ストロングホールド
B評価
オナーマリー
テーオーパスワード
トラックファントム
ソサエティマン
C評価
ドーノック
ミスティックダン
エンシーノ
ウエストサラトガ
ドメスティックプロダクト
グランドモーザファースト
レジリエンス
エピックライド
ムガトゥ

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