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【藤が丘】僕が選んだ街

人は誰しも、自分以外に興味がない。
他人なんかに、興味はない。

自分の存在、名前・出身・年齢・境遇・好み・経験等と近ければ近いほど、関心は高まる傾向にある。

自分と関係するから、興味を持つのだ。

さて、初めての一人暮らしの時、僕が選んだ街について話す。
訪れた印象もあるが、自分の名字が入った「藤が丘」に決めた。
松田聖子風に言うと、ビビビと来たんだ。

桜が咲き、街路樹の緑が多い街並み。
リニモと地下鉄を乗り換える駅。
名古屋ICまで10分弱、民主党政権、ETC。
駅前には、飲食店やスーパーがある。
プールとサウナ付きのジムもあり、仕事帰りに通えた。
レンタルビデオ店が安く、24時間営業で、色々と品揃え豊富だった。

それから結婚するまで、藤が丘に住んだ。

決めた理由は、名前に「藤」の字が入っていた、その事実である。
他の要素は、後からやって来たんだ。

結果、どの街よりも好きになれた。
関係なかったけど、関係していた。

生まれた瞬間に、決まっていた運命。
一人になったら、また住もう。
第二の故郷って、こんな感じで出来るものなんだね。


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