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【ダービー】皐月賞上位勢 好走データ

皐月賞を見ていく中で思ったことは〈着順〉よりも〈着差〉と〈4コーナー通過順位〉が大切なのかもしれません。


グレード制度が導入された1984年以降、
・ 皐月賞で3着以内(着差不問)
(23-15-13-57)複勝率:47%

・ 皐月賞で着差0.5秒差未満(着順不問)
(25-17-13-60)複勝率:47%

このように「3着以内」に縛られずに〈着差〉で見た方が確率はキープしたままチャンスが広がります。

今年の皐月賞では、
1着:ジャスティンミラノ
2着:コスモキュランダ/着差0.0秒差
3着:ジャンタルマンタル/着差0.1秒差
4着:アーバンシック/着差0.4秒差
5着:シンエンペラー/着差0.4秒差


次に皐月賞4コーナー通過順位です。
・ 皐月賞で4角4番手以内(9-8-2-21)複勝率:47%
・ 皐月賞で4角5番手~6番手(0-2-1-15)複勝率:16%
・ 皐月賞で4角7番手以下(16-5-10-24)複勝率:56%
⬇️
・ 4番手以内 ➡️ 悪くはない
・ 5番手~6番手 ➡️ 良くない
・ 7番手以下 ➡️ 良い
理由はわかりませんが、5番手~6番手だけポッカリ穴が開いたように良くないです。
グラフにするとこんな感じです。

好走頭数は先行・中団・後方と満遍なくピークがあります。
なぜか4番手・8番手・12番手と4の倍数がやたらと多いです。
一方着外頭数は先行馬にピークがあり、後方に行くに連れて減っていきます。
そしてご覧のように問題の〈5番手~6番手〉に差し掛かると、音を立てるように急降下。沈んでいきます。
5番手は好走馬はいますが、着外が最多。
6番手は好走馬ゼロ。着外も相当数います。
その直後に〈8番手〉の盛り上がりがあるので、余計に疑問符がつきます。

今年の皐月賞では、
1着:ジャスティンミラノ/4角4番手 ⭕
2着:コスモキュランダ/4角8番手 💮
3着:ジャンタルマンタル/4角2番手
4着:アーバンシック/4角10番手 💮
5着:シンエンペラー/4角6番手 🔺


ということでここから本題です。
最も良い傾向の〈皐月賞で4角7番手以下〉を探っていきます。

・ 皐月賞で着差0.5秒差未満(着順不問)
(25-17-13-60)複勝率:47%
⬇️
・ 皐月賞4コーナー7番手以下
(15-5-10-23)複勝率:56%

こちらの大きな傾向は以下の3点。
・ 継続騎乗/乗り替わり(15-4-9-18)複勝率:60%
  テン乗り(0-1-1-5)複勝率:28%
・ 皐月賞の前走で上がり3F2位以内(14-5-9-11)複勝率:71%
  皐月賞の前走で上がり3F3位以下(1-0-1-12)複勝率:14%
・ 過去に1800m以上で勝利経験がある馬(15-4-9-15)複勝率:65%
  過去に1800m以上で勝利経験がない馬(0-1-1-8)複勝率:20%
これらをすべてクリアする馬は(14-5-7-6)複勝率:81%

〈 コスモキュランダ 〉
・ 継続騎乗/乗り替わり(15-4-9-18) ⭕
・ 皐月賞の前走で上がり3F2位以内(14-5-9-11) ⭕
・ 過去に1800m以上で勝利経験がある馬(15-4-9-15) ⭕
〈 アーバンシック 〉
・ 継続騎乗/乗り替わり(15-4-9-18) ⭕
・ 皐月賞の前走で上がり3F2位以内(14-5-9-11) ⭕
・ 過去に1800m以上で勝利経験がある馬(15-4-9-15) ⭕


今年の皐月賞で4コーナー7番手以下だったコスモキュランダとアーバンシックはともにすべてクリアできそうです。

そして、ここから更に絞り込むと…
・ 皐月賞の前走で4角9番手以内(13-5-7-3)複勝率:89%
  皐月賞の前走で4角10番手以下(1-0-0-3)複勝率:25%
・ 馬番14番から内(13-5-6-3)複勝率:88%
  馬番15番から外(1-0-1-3)複勝率:40%
これらをすべてクリアする馬は(12-5-6-0)複勝率:100%

〈 コスモキュランダ 〉
・ 皐月賞の前走で4角9番手以内(13-5-7-3) ⭕
・ 馬番14番から内(13-5-6-3) ❔
〈 アーバンシック 〉
・ 皐月賞の前走で4角10番手以下(1-0-0-3) ❌
・ 馬番14番から内(13-5-6-3) ❔

馬番がどう出るかはわかりませんが、アーバンシックよりもコスモキュランダの方が良いと思います。
但しご存知の通りコスモキュランダのダービーにおける〈乗り替わり〉は優勢ではなく劣勢ですので、過信はできないという点も持ち合わせていることはお忘れなく。

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