サム・オルトマンのスピーチ、AI悲観論者を黙らせる
3,380 文字
せやねん、ワイにはこの件について極端に偏った見方があるのは分かってるんや。だから許してほしいんやけど、ワイの信じてることを言うわ。でも、「あいつ、自分の本ばっかり宣伝しとるな」って聞こえるかもしれへんけどな。
ワイは思うんや。悪いことを減らすんじゃなくて、ええことを増やすことに力を入れるのが大事やと。人間の性質として、すぐに直せる小さなことに集中しがちやねんけど、それよりも人類の進歩や能力を次のレベルに引き上げるようなことを夢見るべきやと思うんや。
OpenAIが最初の製品を出すまで4年半もかかったんや。最初の製品っていうのはGPT-3のことなんやけど、覚えてる人おるかな?もし覚えてはるなら、ごめんな。あんまりよくなかったんや。
それから、GPT-3.5を出すのにも時間がかかって、ChatGPTを出して、GPT-4も出した。o1のプレビューバージョンもまだまだ問題があるし、正式版のo1が出たら、その時点ではすごくええと思うやろうけど、2、3年後に振り返ったら、まだ恥ずかしいって感じるやろな。
こういうのんは時間がかかるんや。難しいスタートアップをやるのも時間がかかる。原子力エネルギーのスタートアップやったら10年はかかるけど、これは本当に大事なことやと思うんや。
「そやな、難しいし、時間もかかるわ」って言う覚悟と dedication が必要なんや。ちょっと気が滅入るし、他の人がもっと簡単なアイデアで早く成功するの見るとちょっと気が散るかもしれへん。でも、リスクは高いけど報酬も大きくて、時間もかかるし個人のエネルギーも使う、そんな大きなブレイクスルーを目指すのが、世界をよくする重要な部分やと思うんや。
深い技術的進歩に投資するのも、すぐに結果が出ぇへんかもしれへんけど、それでも世界がよくなる重要な部分やと思うんや。
他の人は他のアイデアを持ってたり、別のやり方でやってたりするけど、それもええと思うで。人類の繁栄を増やすことなら、ワイは何でも賛成や。でも、リスクがあって、時間がかかって、でも成功したら人類の道具箱に新しい道具を加えられるようなスタートアップには、ワイの心の中で特別な場所があるんや。
ありがとう。そやな、ヨーロッパはこの分野で強い役割を果たせると思うんや。ここにはいろんな産業の才能と歴史がたくさんあるし、この旅や他の機会で会った人の中には、こういう難しいことに取り組んでる人がようけおるんや。スタートアップのエコシステムにはもうちょっと資源が必要かもしれへんけど、その精神はここにあるんや。
これは、ウチらがトリノでやろうとしてることや、ヴェントゥーラ・イニシアチブとも関係があると思うんや。素晴らしい創業者たちに、サムが言うてたようなことをする機会を与えようとしてるんや。同時に、ここOGRでやってるベンチャービルディングの活動も、今日みたいな意見交換の機会も大事やと思うんや。
ワイの個人的な偏見かもしれへんけど、これは何世紀にもわたる家族の起業家精神の継続やと思うんや。この街で自動車産業が始まって、1899年にフィアットが設立された時から、いろんな変革と刷新の波を経験してきたんや。
特にイタリアみたいな国にとって大事やと思うんは、ウチらは歴史や文化、ヴェネツィアで起こった信じられへんようなことだけじゃないってことを示すことや。ChatGPTがサムに教えてくれたことも含めて、サムの視点から見て、どうやってこの観客に、過去を誇りに思うだけじゃなくて、それを前に進むための原動力にできるかを考えてほしいんや。
既に起こったことに安心したり、不安になったりするんじゃなくて、逆にもっとやることがあるって思えるようにな。昨日の夜、AIについてどう思うか聞いてくれたけど、ワイはまだ来てない信じられへんようなことがあるって思ってるんや。
そやな、おっしゃる通りや。こんなに豊かな歴史がある場所では、過去を振り返って誇りに思いたくなるもんや。でも、アンタや他のここにおる人たちを見てて好きなんは、前を向いて「次にやることで評価されるんや」って思う、そのたゆまぬ前進の精神なんや。「これからも進み続けて、進歩を推し進めていく」っていう姿勢がな。
今はそれをするのに特別な時期やと思うんや。AIみたいな技術革命は、ウチらが今、運よく目撃してる革命は、そう頻繁には起こらへん。多分数十年に一度くらいのことやと思うんや。これが、最も新しい創造的エネルギーが可能になる時期なんや。新しい産業や素晴らしい新しい会社が生まれる時期なんや。
キャリアの中で、こんな瞬間に出会えるのは数回くらいしかないかもしれへん。ワイはいつもスタートアップのエネルギーが好きなんやけど、今こそ本気で挑戦すべき時やと思うんや。いわば、地球が揺れ動いてるような感じで、誰が何で成功できるかっていう通常のルールが停止してる時期なんや。
スタートアップは、より早く動いて、より速く改善できるから、すごい優位性があるんや。こんなに動きが激しい時期には、そういう特徴がめっちゃ評価されるんや。ヨーロッパ、特にイタリアがこれを積極的に受け入れてくれたらええなと思うんや。
簡単じゃないのは分かってるで。経済的な変化、規制の変更、社会の変化が必要かもしれへん。シリコンバレーにはうまくいってる部分がいろいろあるけど、こういう変化が何もなくても、人々には信じられへんような能力があって、全ての困難にもかかわらず、すごいことをやってのける力があると思うんや。そう思わへん?
そやな、人間の本質として、どんな状況でも人々は信じられへんようなことをやってのけるもんや。でも、成功の度合いは環境次第やと思うんや。
でも、これはええサインやで。10年前にはこんなことは起こらへんかった。こういう変化こそが、ウチらみたいなコミュニティを作るのに必要なんや。
ワイの人生で一番重要なことの一つは、初期のYコンビネーターのスタートアップスクールに参加して、こんな感じの部屋にいたことやったんや。スピーカーは誰でもよかったんやけど、他の参加者に会えたことが大事やった。そこでできた20年近く前のつながりが、今でも頻繁にテキストをやり取りする仲やし、すごく親しくて、直接一緒に仕事もしてるんや。
コミュニティを作ることで、個々のスタートアップが単独でできることよりもずっと多くのことができると思うんや。だから、こういう機会はめっちゃ重要やと思うんや。
そやな、サム。大事なんは言い訳せぇへんことや。「なんで違う風にできへんかった」って理由は常にあるもんや。規制や政策の変更を待ってられへん。ウチらが自分たちに与えるべき、そして観客にも与えるべき push は、できるところから押し進めることや。そうすれば、ええ結果は必ず出てくるんや。
その通りや。この瞬間の特別さは強調してもし足りへんくらいや。今こそ本気で挑戦する時期なんや。できるところから押し進める時期なんや。これから2、3年の間に、世界中で素晴らしい会社がたくさん設立されるはずや。その多くがここで起こるのを見たいもんや。
これは本当の技術革命の始まりやと思うんや。ワイのキャリアは変な順番やったんやけどな。普通はシリコンバレーやったら、まず会社を経営して、スタートアップをやって、それから投資家になって、最後に引退後のプロジェクトとしてなんか情熱的なことをやるんや。
ワイは技術的には最初に会社を経営したんやけど、あんまりうまくいかへんかった。痛い教訓をたくさん学んだけど、失敗から間違ったことを学んでしまうこともあるんやな。
それから投資家になって、それはまあまあうまくいった。そのまま続けるつもりやったんやけど、AIの研究所を運営するっていう情熱的なプロジェクトに手を出して、結局大きな会社を経営することになってもうた。
今までの経過には満足してるし、めっちゃ感謝してるんやけど、時々「今、テクノロジー投資家になれたら最高に楽しいやろうな」って思うことがあるんや。これから素晴らしいものがたくさん生まれてくるからな。
だから、できることをやるだけやなくて、できる限り野心的に挑戦してほしいんや。これはクレイジーで珍しい機会やから、次の巨大なテック企業を作るんや、って感じでな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?