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OpenAIの新しい推論モデル、o1 ストロベリー: これはAGIなんか?完全解説

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テスラの今年の第1四半期の決算発表の時に、イーロン・マスクがこんなこと言うてはりました。
現実世界を理解して、指示通りにタスクをこなせる知性を持ったヒューマノイドロボットがあれば、経済規模に実質的な限界はなくなるんやと。
最近、次の大物を予測しようとする破壊的イノベーションに特化した数少ない投資会社の1つであるアーク・インベストが、かなりショッキングなレポートを出しはりました。9月10日付けの「アークがヒューマノイドロボティクスをどう考えているか」っちゅうやつです。
アーク・インベストメンツは2014年にキャシー・ウッドが設立したんです。キャシーさんは40年以上もイノベーションを見極めて投資してきた経験があります。アークを設立する前は50億ドルもの資金を運用してはりました。アークでは、キャシーさんが専門家チームを率いて、次の市場の破壊者を予測する仕事をしてはるんです。
アーク・インベストはGPTモデルの成長について一貫して正確に報告してきました。よく引用するこの図表は、多くのAI研究者が50年から80年も見込みを外してたのに対して、GPT-2から3への進化がほんの数年で起こったという現実を示す、数少ない資料の1つなんです。だからこそ、今回のレポートも真剩に受け止めてます。
もし「ロボットの台頭」についての私の動画を見てはったら、工場労働者に対して大規模なヒューマノイド革命が起ころうとしてるって予測してるのをご存知やと思います。まずはホワイトカラー、次にブルーカラーの順やと。
ベゾス、NVIDIA、マイクロソフトが支援するフィギュア・ゼロ・ツーの次世代ロボットが、BMWの工場に導入されて、シャーシ全体を自力で組み立てるのに成功したように、両方が混ざったようなケースも見られるかもしれません。
アークのこのレポートは、これから起こることを的確に捉えてると思います。心の準備はできてますか?
ヒューマノイドロボットが大規模に稼働できるようになれば、24兆ドルを生み出すんです。これは家庭用ロボットと製造業用ロボットでほぼ半々に分かれます。そうです、ロージー・ザ・ロボットのような家庭用ロボットと、製造業部門です。
ちなみに、製造業では約1200万人が働いてて、年間230億時間以上の労働をしてはります。
2024年初頭にマスクが言うてた知性を持ったロボットがあって、人間の労働者の代わりにこれらのロボットを使えるようになり、製造業だけで1日16時間働かせるとしたら、現在の人間の労働者数の半分の590万台のロボットだけで、同じかそれ以上の製造出力を出せるんです。
最初のうちは、ヒューマノイドは高価格帯で登場するでしょう。人間を雇うよりヒューマノイドを雇う方が効率的やないかもしれません。でも、これはすぐに変わるんです。例えば、1台16,000ドルのロボットやったら、人間に比べてたった5%以上の生産性向上を実現するだけで、雇用主にとって経済的に採算が取れるようになります。
アーク・インベストのレポートが指摘する製造業で考慮すべき2つの変数は、企業規模と労働分配率です。これ、めっちゃ興味深いですわ。小規模企業では、従業員が複数の役割をこなすことが多いんです。これは、専門性が低くて自動化が難しい役割になるんです。
役割が多様で、こなす仕事が多いほど、実際に自動化するのは難しくなります。でも、大規模製造企業では、専門化されてて簡単に自動化できる役割が多いんです。大企業でこの専門化と自動化の可能性があると、ヒューマノイドを大規模に展開できるってことで、人件費を大幅に削減できるんです。
面白いのは、大企業は通常、小規模企業よりも高い給料を払うので、利益の伸びは大企業の方がずっと大きくなる可能性があるんです。これはちょっと直感に反するかもしれませんな。
ヒューマノイドを労働者として適応させるには、汎用的な自動化ソリューション、つまりロボットが複数の異なるタスクを自動化できる能力が必要です。まだそこまでは到達してませんが、小規模企業は自動化可能やけど、まだ本当には自動化されてへん、っちゅう中途半端な状況にあるんです。
でも、マスクが言うてた、人間レベルの推論力で複数のカテゴリーにわたる一般的なタスクを理解できる汎用ロボットがあれば、そのヒューマノイドは多くの方法で仕事を置き換えられるんです。
レポートはこんな風に締めくくってます。「今、最大の疑問は、AIがどれだけ早く製造業のサブセクターやそれ以外の分野で人間並みのパフォーマンスを発揮できるようになるかやな。時が経てば分かるやろう」
でも、言うときますけど、「アイ、ロボット」はもはやSFやないんです。ロボットが人間を殺す部分以外はな。そこはまだSFやけどな。でも、ヒューマノイドAIの開発と展開のレースは既に始まってるんです。
これは今や24兆ドル規模の確立された市場なんです。生産効率や革新の可能性は、全ての単純作業をこなす何百万台ものロボットが配備されたら、劇的に広がるんです。
この24兆ドル市場をヒューマノイドが切り開くことで、企業の利益が急上昇する可能性があるっちゅうのは、UBIへの道筋であり、脱労働経済への可能性やと思います。
間違いなく、そっちの方向に向かってます。このレポートがそれを裏付けてますし、AGIの登場が新しい社会へと導く可能性があると思います。文字通り全ての仕事が自動化されるなんてことは、これまで世界で起こったことがありません。
これによって新しい経済を構築せざるを得なくなり、国や世界が団結せざるを得なくなると思います。そうせんと、経済がゼロになって人類に何も残らへんっちゅう可能性があるからです。
結局のところ、どの国の政府もそんなことは望んでへんと思います。UBIは一つの答えであり解決策です。仕事を持つ必要のない時代には、地球の管理の仕方が全く違ってくるでしょう。
これらのロボットやAI自体の労働から配当を受け取ることは、この新しい時代には理にかなってくるんです。
どうやってそこにたどり着くんでしょうか?経済の完全崩壊とそのシナリオの間のギャップをどうやって埋めるんでしょうか?それが私が探求してることで、このトピックについてもっと考えを聞きたい方は、私のYouTubeチャンネルを登録してください。
みなさんの考えもコメント欄で聞かせてほしいです。特に、ポスト労働社会での新しい経済がどんな姿になるか、シナリオやアイデアを持ってる方の意見を聞くのが大好きです。
知性を持ったヒューマノイド市場が真新しいものやのに、24兆ドルの価値があるって考えるのは本当に驚きですわ。歩いて、話して、機能的で、知性さえ持つヒューマノイドを作る競争に20社以上が参加してるんですから、これが現実になるのを見ることになるでしょう。
ボストン・ダイナミクス、アジリティー・ロボティクス、フィギュアAI、川崎重工、テスラ、サムスン、そして世界中の多くの企業が今、このレースに参加してます。
この未来にめっちゃワクワクしてて、これからの発展を楽しみにしてます。個人的には、産業革命が私たちに植え付けた制度化された生産性重視のハッスル文化はあんまり好きやないです。
それが健康的やとも、人類にとって最善やとも思えへんのです。ロボット工学と来たるべき自動化の時代がそれを完全に解消できるんやったら、あとは生活の仕方を考えて、世界や社会として一緒になって、この未来に向けて最善の計画を立てるだけです。
これが楽観主義者としての私の希望です。いや、人類への希望を失ってへんのです。まだまだ前途には良いことがたくさんあると思ってます。実際、人生最高の日々がまだ先にあるかもしれません。
みなさんもそんな視点を持ってもらえたらええなと思います。ぜひYouTubeで私のチャンネルを登録してください。ジュリー・マッコイです。いつも通り、コメント欄でみなさんの考えを聞かせてもらうのを楽しみにしてます。次のAIの穴倉で会いましょう。

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