最近の考え方③

前回予防医学と、それに関連した自分の取り組みについて書いてみた。

その関連で言うと、最近奥さんが「節約もしなきゃ」と、食事のかさ増しでもやしやえのきだけを使ったり、肉の代わりに豆腐や厚揚げを使ったりしてくれている。
結果、費用面だけでなくカロリー面でもヘルシーになっている。
かさ増しレシピや節約レシピはゴマンとあるので、世間的に珍しいわけではないが、改めて食べるとめちゃくちゃ美味い。
つい食べ過ぎてしまうので、結局摂取総カロリーは大差ないんだけど(笑)
いずれにしても、改めていろいろと考えながら作ってくれる奥さんには感謝です。

福祉の仕事をしてる中で、障がいをお持ちの方と接する機会が多いです。
そんな中、いわゆる食を中心にした生活習慣が乱れやすいのをたくさん見てきました。太りすぎていたり、血液検査や尿検査の値がずっと悪かったりなど。
自分のようにといかないまでも、なかなか普段の食事や睡眠、適度な運動を意識して調整したり制限したりといったことを自力でするのが難しい人たちなんだなと感じています。
そのために支援員や相談員がいるわけですが(笑)
その本人たちに納得をしてもらった上で取り組んでもらわないと続かないし、いわゆる「させられている」形だと上手くないのも理屈ではわかっております。
「必要なことだから」と強制的に運動をさせたり、食事制限したりすると、おそらく権利擁護に引っかかったり、虐待だと言われたりするでしょうし。

本人の希望や意向を尊重するという大義名分もある中で、例えば「タバコや酒をやめて楽しみがないまま長生きするより、早死にしてもいいから嗜好品だけは自分の好きにしたい」という思いも、1つの答えだと思うし、それを否定する気はないです。
それは本人自身がわかってやっていることだから。

ただ、かといって食生活が乱れているのをそのままにしておいていいわけはないし、自分でなかなかできないからこそ、周りがなんとかしないといけないとも思う。

こうやって考えていくと、「良くも悪くも本人の好きなようにしてもらう」関わり方と、「支援者の介入とテコ入れ」をする関わり方の、それぞれの良い悪いがあり、未だに自分の中で答えは出ていない。

またこのことについては、おいおい言及できたらと思う。


こう長々と書いていると、実は自分も知らず知らずのうちに奥さんに調整されている面もあるのだと気づいた。
利用者の食事や運動習慣をコントロールするのを迷っている自分が、実は家でガッツリ食事面でコントロールされているという(笑)

なんだか不思議な感覚だなと思う。

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