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特別号!!教則本は危険&ビバップジャズサックスレッスン2024/08/02

本日もビバップクイズロングバージョン。
今日は32小節、スタンダードの1コーラスのビバップラインです。

まずサックスで吹いて、フレーズを分析して、何のスタンダード曲なのか、どういうコード進行なのか考えてみてください。

全てのフレーズがオーソドックスなビバップのリック、アプローチを使ってますので、ひとつひとつを丁寧に紐解いていけば、何の曲かわかってくるばずです。 

僕が自分自身のプレイで行っている、またレッスンで教えているシステム、考えを理解、習得すれば上記のような全て8分音符のスムーズで綺麗なラインを作り出せるようになります。

ひとつひとつのメロディ、1音1音に意味があり、オーソドックスなビバップを踏襲しながらも、その瞬間その瞬間にメロディ、フレーズを組み合わせたり、変化応用していきます。

もし本気でアドリブを習得したい、上記のシステムを学びたい、身につけたい人はレッスンへお越し下さい。
レベルは不問、やる気さえあれば全くの初心者でも大歓迎、上級者、プロの方まで受け付けています。

今日は昨日と同じく夏休み特別編として、ジャズのアドリブの取り組み方、習得の仕方について少し書いていこうと思います。

ジャズのアドリブを志しているけど、5年10年練習してるけど、レッスンに通っているけど、アドリブ出来るようにならない、アドリブとして吹いているけどジャズ的にならない、自分自身で理解してないことを吹いてしまっているという話を良く聴きます。

そういう人に、普段どういう練習をしているのか聞いてみると、先生に言われるがままに、教則本をこなしてるだけ、コピー譜、書きソロを渡されそれらを間違いなく吹けるように、覚えるように言われる、またはスケール練習、パターン練習をしているという話をとてもよく聴きます。

僕からすると上記の練習はアドリブを習得するには適切とは思いません。

教則本をこなしてるだけ
これははっきり言ってダメです。
何故なら教則本を練習して、譜面を読んで正確に吹けたら次のページへ進んでいく。
これは一見、出来ている気がする、積み重ねている気がするけど、譜面を間違いなく吹いているだけで、アドリブ能力は身についてません、
アドリブはコードネームをみたり、頭に思い浮かべてメロディを作っていくことなので、譜面なし、コードネームだけをみて又は頭にコードを思い浮かべて吹く練習をしていかなければなりません。
なのでそれらをやらず教則本を10年進めると、10年やっても譜面がなくなったら一切吹けなくなってしまう、何も思いつかないということになる可能性が大です。
また教則本に見開き1ページで書いてあるアプローチ、例えばコンディミについて、フレーズ例、パターンが書いてあったとします。
それを1週間練習して、間違いなく吹けるようになった、そしたら次のページ、次のアプローチに進んでしまう。 
そういうやり方で進めるのはとても危険です。
コンディミの特性を理解する、様々なフレーズを12キーで練習する、曲中で当てはめる、そのコンディミのフレーズの前後のフレーズをパズル、組み合わせてみる。
ピアノがある状態でどの様な響きがするか耳で覚える。
自分自身で変化応用してフレーズを作ってみる。
ここまでして初めて、ある程度理解、使いこなしが出来る様になります。
ストイックに練習しても最低3ヶ月、半年、1年掛かります。 
なので教則本をとにかくこなしていく、進めていくと、実は譜面を間違いなく吹けてるだけで、理解してるとは言えない、実際のアドリブ時に全然使い物にならないという状態になってしまいます。
でもこの様にレッスンで理解度、習熟度を考慮せず、表面的に間違いなく吹けたら教則本を進めていくというレッスンが横行しており、そうすると10年間レッスンに通ってアドリブが全く出来ない、デタラメのままという人が大変多いです。

以前他の先生に10年間習ってアドリブが出来ず、ユッティ先生レッスンに来た生徒さん。

体験レッスン時に来た時のレベル
トライアド出来ない、理解してない
ブルーノートスケール吹けない、
譜面無しに吹けるテーマがひとつもない、
譜面無しで吹けるフレーズがひとつもない
ジャズ理論の知識がゼロ
簡単なリスニング、聴音が出来ない
そもそも普通のまっすぐなロントーンが出来ない、タンギング出来ない、シンプルなメロディもよれずに吹けない、リードミス多く、低音高音は力ずくで出す癖がついてるなど、10年習ってるのに上記の状態でした。

レッスン内容を聞けば様々な教則本を使って進めていたということです。
物事の本質を見ずに、流れ作業、機械的に、やっつけで進めていくレッスンだと10年やっても何ひとつ身につかない可能性があります。(教則本をやっている、こなしているという実感のみ)

ちょっと長くなってしまったので、コピー譜面、書きソロ譜面をこなしていくのは危険、スケール、パターンを練習の中心にするのは危険という話はまた今度しようと思います。

ユッティ先生レッスンではかなりシステマティックにレッスンカリキュラムがあります。
まずコードの1番最初に覚えるべき4種のトライアドを12キーで徹底的にトレーニングしていきます。
またアドリブの基礎、ブルースフォームを使って、まずシンプルなブルーノートの良いメロディを作る、アドリブ出来るように練習、勉強していきます。
上記を半年、1年、2年掛けてしっかり取り組むことで、基礎の基礎、土台、練習のやり方、学び方が身につき、次の技術、知識、アプローチを学ぶ時にも役に立つます。
とにかく基礎からしっかり学びたい、10年後を見据えて地道に積み上げたい人はユッティ先生レッスンにお越し下さい。

下記はサックス経験ゼロ、ジャズ経験ゼロから始めた生徒さんの演奏です。
ひとつひとつを時間を掛けて学ぶ、積み上げていく、それを5年、10年積み上げていくと、とても大きな力になっていきます。

ジャムセッションの定番、ソニーロリンズ作曲のブルース、テナーマッドネス


ジャズスタンダードナンバー、グリンドルフィンストリート

それ以外も生徒さんの演奏動画を色々アップしてますのでよろしければご覧下さい。


現在約60名の生徒さんを毎月レッスンしております。
新規生徒さんの募集をあと若干名で締め切りますのでご興味ある方はお早めにご連絡下さい。

ユッティ先生レッスン詳細

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