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「情報戦の教科書」~『防諜講演資料』~国会図書館デジタルアーカイブ

本日2024年2月10日発売の新刊。

情報戦の教科書-日本を建て直すため『防諜講演資料』を読む 単行本(ソフトカバー) – 2024/2/10 神谷宗幣 (著)

これは、1941年に内務省が出した『防諜講演資料』を現代語訳し、解説を加えたものだそうです。

令和5年5月30日、第221回国会 財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会において、神谷宗幣議員が浜田防衛大臣に質問をしました。『防諜講演資料』を提示して、国民の防衛意識向上のために、もう一度こうした本を作って下さい、という要望を出しました。答弁は「検討する」というものだったので、これはやらないな、と思い、だったら自分たちでやろう!、ということで出版を実現させたそうです。

ここで紹介されている『防諜講演資料』ですが、国会図書館の資料として一般公開されています。今回改めて検索してみたところ、ウェブ上での閲覧、またJPG画像もしくはPDFでのダウンロードも出来るようになっていました。

防諜講演資料 (防諜參考資料)

書誌情報:出版者 内務省
出版年月日 [1941]

ウェブ上でもズーム拡大出来ますので、2段組の1段を拡大すれば充分に読み取れます。あとは旧漢字さえ読めるようになれば大丈夫です。

ページをスクロールして右下の方にダウンロードするための指定とボタンがあります。

国会図書館 ダウンロード指定

こんな資料があったのか!、とすぐに読んでみたい方は国会図書館で原書が読めます。現代仮名遣いとちょっとした解説があった方がいいな、という方は本日発売の書籍をお求めになってもよいでしょう。

そう言えば、しばらく前に山岡鉄秀さんが「巣鴨日記」を出されてましたね。

[新字体・現代仮名遣い版] 巣鴨日記 Kindle版 重光 葵 (著), 山岡 鉄秀 (その他)

こちらは、Kindle版にて復刻版が存在します。

【稀少復刻版】重光葵「巣鴨日記」―元外相の獄中観察録 (響林社文庫) Kindle版 重光葵 (著), しみじみ朗読文庫 (編集)

価格がヒト桁違いますからね(笑)。
こちらは重光葵「巣鴨日記」(文藝春秋新社 昭和28年5月10日発行)の画像イメージです。タブレットで縦画面にすれば読みやすくなります。

こちらは国会図書館所蔵本は、オンラインでは閲覧できません。館内PCによる閲覧か、もしくは複写依頼をして取り寄せることになります。そう考えると、この復刻版Kindleはかなりお得ではないでしょうか。

結局旧漢字、旧仮名遣いでも読めるように勉強すると、本を安価に読むことが出来るようになる!、ということですよね?(笑)

絶版になってしまった入手困難書籍も、それが翻訳本だった場合、英語書籍だと安価に手に入ったりすることもありました。その時も、英語を勉強しておくと、本が安価に読めるチャンスが増える!、とか思ったものでした(笑)。

結構私の学びの意欲は、「安い! お得!」に突き動かされていたのかも知れません。

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