共食

月並みな言い方だけど、人は食べなければ生きていけない。戦争で死と背中合わせの日々でも、人は食べていた。食べるのをやめたら死ぬ。

共食が再評価されている。農林水産省のサイトには、共食のメリットとして、心身の健康がうたわれている。そして、孤食が多い人はストレスが多かったり体に良くない食生活に陥りがちだと示唆されてもいる。

たしかに共食はよい。でも、共食を「誰かと一緒に食事をすること」だとするなら、単身生活の私はいつも孤食だよ。

コロナ禍で同僚や友人と食事することが憚られる状況なので、いつも食べるときは独り。でも、孤独は感じないよ。西会津で感動したお米、小名浜で惚れ込んだ干物、ふるさと納税で美味しさを知った佐賀の野菜など、作っている人の顔がみえるものを食べてるから。孤食でもつながってるよ。