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全日本大学女子駅伝 展望

いよいよ今週末となる29日に全日本大学女子駅伝が仙台で開催されます。

今月の5日をもってアディショナルの5000mの結果が発表されて全26チーム(OP参加の東北学連選抜を含む)が出揃いました。

もちろん優勝候補筆頭は6連覇中の名城大学となりますが、今年はちょっと様相が違うようです。
私が個人的な見解で優勝争いをするチームと注目なチームをピックアップしてみました。


【大東文化大学】
名城の連覇をストップするチームとして、まず名前が挙がるのは大東文化だと思います。
今年からの新加入した、外国人留学生のサラワンジル選手を中心に1年生が半端なく強く、関東大学女子駅伝でも4区、5区で区間賞を獲得した蔦野選手、野田選手にも注目です。
全日本のコース設定でいくと、サラワンジル選手をどこに配置するかで大きく展開が変わると思いますが、1区、5区あたりの主要区間に配置されるのであれば、かなりの大差をつけてくるのではないかと思います。
実業団駅伝のように外国人区間を作るかどうかという噂もありましたが、今のところ情報は入ってきておりませんので、主要区間に配置されることは間違いなさそうですね。

【立命館大学】
何度も名城大学と優勝争いをしてきた立命館大学ですが、関西の予選会では僅差で競り勝ちました。
また三区では大阪芸術大学でユニバーシティゲームズのハーフマラソンで優勝をした北川選手に1秒差で競り勝ち区間賞を獲得した福永選手やアンカーで逆転劇を演じた小林選手も注目です。
以前のようなずば抜けた戦力ではありませんが上手く噛み合えば優勝争いに絡んでくる可能性があるチームだと思います。

【日本体育大学】
二枚看板の山崎選手、保坂選手はもちろんのこと関東大学女子駅伝の1区で区間賞を獲得した嶋田選手、斎藤選手など実力者が勢揃いです。
シード権を持っているので関東大学女子駅伝は山崎選手はヨギボーチャレンジに出場していましたが、16分13秒と山崎選手としては少し物足りない結果だったのでしょうか。
また保坂選手も関東大学女子駅伝では区間6位と過去の実績から考えると振るわない結果でした。
その辺が少し不安材料ではありますが、この1カ月でどれだけ調子を上げてくるか楽しみです。

以上の3チームが名城大学の7連覇を阻止してくれるんじゃないかと期待しています。

次からは私の個人的注目チームです。

【拓殖大学】
昨日の報道の通り不破選手はエントリーされないとのことですが、下級生を中心に実力者が揃っています。
2年生の新井選手、山田選手、1年生の小野選手、岩崎選手あたりが注目だと思います。
拓殖大学は全体的にレースの後半の粘り強さが印象的ですが、きっと五十嵐監督の豊富な練習量のメニューをこなしているのだと思います。
不破選手のようなスーパーエースが出場しなくても上位に食い込んでくる選手層だと思います。

【城西国際大学】
ノーリツやセガサミーなどの女子実業団の監督を歴任してきたマラソン博士こと森岡監督が大学女子駅伝界に登場です。
着任2年目での全日本復帰はかなりのスピードで強化が進んでいると思います。
4年のエリザベス、大沼、3年の陰山、1年の長島、仁科と戦力も充実していますが、人数が少ないチームでアディショナルでの通過は凄いことだと思います。
シード権に届くのは難しいかもしれませんが、昔からの陸上ファンとしてはマラソン博士の手腕が発揮されることを楽しみにしています。


私の個人的見どころを長々と書かせていただきましたが、不動のチャンピオンとして君臨している名城大学に、ガラッと戦力を補強した大東文化、伝統校で復権をめざす立命館、エース山崎、保坂がいる日体大など、各チームがどう戦ってくれるかとても楽しみです。
また、シード権、成績枠も次年度の各地区の出場枠に変動があるので注目です。

放送は日本テレビ系列で12時10分スタート予定です。
皆んなで応援しましょう!

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