機械設計用の3次元CADとは
将来的に、3次元CADがちゃんと動く自作PCについて書いていこうと考えています。
そこで、今日はその導入ということで、機械設計用の3次元CADについての説明をします。
1.3次元CADを使い始めたきっかけ
主に、機械設計で幅広く使われている3次元CADです。まだ、CADが広く普及するまでは、ドラフターなどで、大きな白紙の紙に2次元で設計図を書いていました。
日本では、1990年始め頃から大手企業ではCADの導入にあたってどのCADを導入するかについて検討し始めました。
当時、私の勤務する某大手電気通信メーカーで2次元CAD、それとも、3次元CADを導入するかについて検討し始め、業務の中で数種類の2次元CADと3次元CADを試用しながら設計していました。
その結果、3次元CADは設計自動化などのポテンシャルがあるなど、メリットが多大であったため、3次元CADを導入することになりました。
一方、2次元CADは、ドラフターなど手書き図面の延長でしかないので、3次元CADのようにメリットが大きくありませんでした。
そこで導入した3次元CADは、米PTC社の「Pro Engineer」(現、Creo)でした。
コンピュータ好きの私としては、当時の業務の中で3次元CADを使う以外楽しいものはないと感じ始め、3次元CADの虜になりつつありました。
2.3次元CADとは
単刀直入に言いますと、こんな感じのものです。一例を示します。
実際に製作する機械装置や機構をコンピュータ上のバーチャル空間で設計するためのソフトウエアのことです。
このソフトウエア上でモニターを見ながら機械設計をするのです。
一方、2次元CADの例はこちらです。
どうでしょうか?
印象がかなり違うと思います。
この2つのCADを見比べるとどちらが優れているかが一目瞭然だと思います。
しかしながら、2次元CADと3次元CADにはお互いにメリット・デメリットがあります。
その一例ですが、価格がかなり異なります。
次回は、この両者のメリット・デメリットについてお話をしてみたいと思います。
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