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#チャンピオンズカップ 2020

《レース1週間前》
どうでもいいことかもしれないが、JRAの番組編成は、芝レースとダートレースを比較して、ダート馬には活躍の場が乏しい設定となっており、この点についてはアンバランスに思う。
というのも、年間を通じて芝レースとダートレースの開催レース数は、そこまで大きな違いがないが、重賞の数に至っては、大きな乖離を感じているからだ。
ダートレースにも、牝馬、牡馬、3歳など、限定レースやそれらの重賞が豊富にあるほうが魅力的に思えるし、ファンにとっても3歳馬限定レースなどの番組があるほうが華があって楽しめると思う。
地方がダートレースの受け皿になっている実態もあるだろうけど、やはりJRAの番組編成が芝偏重で、バランスに欠ける意味では、ファンや馬主らに対しても、手を抜きすぎているように思う。
JRAのダートG1と言えば、フェブラリーとこれくらい?足りるわけないだろう…。
ちなみに自身は芝レースの方が好きである(笑)

さて、愚痴はこれくらいにして、今回は過去10年の状況から。

★ステップレース

過去10年の3着内馬30頭の内訳は次のとおりだった。

マイルCS南部杯 3頭
JBCクラッシック 10頭
JBCスプリント 1頭
JBCレディース 1頭
日本TV盃 1頭
みやこS 9頭
武蔵野S 4頭
エルムS 1頭

このように、シェア率で言うと、JBCクラッシック組とみやこS組が抜きん出ている。ただし、本レースは中京(2013年以前は阪神)のダートレースらしく、8番人気以降の穴馬が10年中7回も入り込んでいるところを考えると、中程度の波乱があっても不思議ではない。

なお、ステップレースでの対戦成績(一部抜粋)は次のとおりとなっている。

やはり、昨年の覇者でもあり、JBCクラッシックでしっかり勝利したクリソベリルはダントツで人気しても、仕方ないように思う。

ダートの1800〜2000Mの距離では、現役最強と言っても過言ではないだろう。前走でも、オメガパフュームをトップスピードと、加速力において凌駕しており、こういう走りをされては、どの馬も敵わないという始末だった。

今回も、すでに昨年G1勝利を経験したコースゆえ、普通に走れば、勝てそうなメンバー構成だ。

★実績馬(G1/Jpn1タイトルホルダー)
アルクトス
2020マイルCS南部杯
2019プロキオンS(G3)

インティ
2019フェブラリーS
2019東海S(G2)

クリソベリル
2020JBCクラッシック
2020帝王賞
2019チャンピオンズC
2019日本TV盃(Jpn2)
2019ジャパンダートD
2019兵庫CS(Jpn2)

ゴールドドリーム
2019かしわ記念
2018帝王賞
2018かしわ記念
2017チャンピオンズC
2017フェブラリーS
2016ユニコーンS(G3)

サンライズノヴァ
2020武蔵野S(G3)
2020プロキオンS(G3)
2019マイルCS南部杯
2018武蔵野S(G3)
2017ユニコーンS(G3)

タイムフライヤー
2020エルムS(G3)
2017ホープフルS

チュウワウィザード
2020川崎記念
2019JBCクラッシック
2019平安S(G3)
2019ダイオライト記念(Jpn2)
2018名古屋GP(Jpn2)

モズアスコット
2020フェブラリーS
2020根岸S(G3)
2018安田記念

と、このようになっている。

クリソベリルが強いのは、少し横に置いておくことにして、ゴールドドリームも1800〜2000Mでの実績は十分なものを感じるし、今年に入ってからは良い結果が伴っていないが、まだまだ頑張ってほしいところだ。

チュウワウィザードも、惜しいレースが続いているが、戦績は安定しており、着内と考えれば十分可能なレベルだ。昨年のチャンピオンズCでは4着と、馬券圏内まであと一歩だったが、乗り方ひとつで変わっていただろう。ただし、この馬にとって1800というのは、やや忙しい面は否定できず、今回も人気の割には案外な結果になる場合もあるかもしれない。

★他馬の重賞タイトル
アナザートゥルース
2020ダイオライト(Jpn2)
2019アンタレスS(G3)

エアアルマス
2020東海S(G2)

エアスピネル
2017富士S(G3)
2017スポ京都金杯(G3)
2015デイリー2歳S(G2)

カフェファラオ
2020シリウスS(G3)
2020ユニコーンS(G3)

クリンチャー
2020みやこS(G3)
2018京都記念(G2)

サトノティターン
2019マーチS(G3)

★狙いどころ

こればかりは、走らせてみないとわからないが、複勝率ペースでは、マイルCS>JBCクラッシック>みやこSの関係となっている。

マイルCSでは、雨の影響もあってか、前々の競馬なってしまい、後ろからの馬は恵まれなかった。3着内馬3頭とも4角3番手以内という結果だった。この意味では、後ろから差して4着したサンライズノヴァは健闘したと思う。

そして次走武蔵野Sでもきっちり勝ちきっており、調子の良さが伺える。ただし、距離延長に関しては、今まで取ってきたタイトルからも、そこまで歓迎できるものでもないように思う。

《レース前日》
もう前日になってしまいました。早いもんですね。毎日仕事が多忙で、予想するにも全然時間が足りません。

◉A組
クリソベリルが15番ゲートと、んー外に入りすぎたなあという印象。
ただ、逃げる馬も限られてるだろうから、ポジション争いさえ無難にこなしてくれれば、能力では一番だと思う。ということで、クリソベリルは文句なしのA組。

◯B組
やっぱりG1タイトルを複数持っているというのは強さの証だと思う。その点では、チュウワウィザードとゴールドドリームに軍配が上がる。1800m以上でのG1タイトルという点も安心できる要素となる。
ただ、人気面で言うと、ゴールドドリームが思いのほか人気してるので、正直残念だ。もうちょっと、人気が下がると思っていたので、馬券的妙味はあまり感じない。
そして、もう1頭がサンライズノヴァ。最近調子が良さそうなのでB組へ。
まあ、妙見込みで順位付けするなら、チュウワウィザード>ノヴァ>ゴールドドリームかな?

△C組
ここはちょっと微妙なんやけど、お世辞にもG1馬が8頭もいて、実績のない穴馬が簡単に来れるとは思えず、実績馬を中心視する。

まずはインティ。昨年の3着馬は最近全然輝いてないけど、武豊ならいい逃げ粘りを見せそうな気がしてならん。そして2019のフェブラリーを勝った馬でもあり、当時はゴールドドリームを負かした。もう一度輝きを放つことを願って、改めて期待したい。
次に、モズアスコット 。2020フェブラリーを勝ったあの衝撃を忘れられず、改めて期待。前走はひどい結果だっただけに、G1馬がこの人気なら、逆に美味しいじゃないか。妙見込みだが絶対抑えておきたい1頭だ。
そして次で最後だが、タイムフライヤー。その昔ホープフルを勝ってから、ずーっと勝ちがなかったが、前々走のエルムSはとてもよかった。あの時と同じようにさえ走れれば、3着くらいはあってもいいんじゃないかなあ。

というわけで、印をつけていくとこんな感じです。

◆切った馬
カフェファラオ
ルメール騎乗なので、どうにかなっても不思議じゃないんだけど、3歳馬は基本的にきついという認識。特に斤量56キロとなると、3歳馬の旨味もないように思う。

下の画像のとおり、ここ2年は3歳馬が勝っているだけに、期待する気持ちも分からなくはないが、カフェファラオの前走、辛勝だし、これでG1を2着出来そうなくらいの能力か?と考えると、危険な人気馬としか思えない。

まあ、3着ならあってもおかしくもないかもしれないけど、多分砂をかぶるのがダメなタイプで、外を走ると届かないように思う。よって、カフェファラオはもちろん期待の1頭ではあるんだけど、もう少し成長を待ってから買いたいと思う。

もう1頭切った馬がクリンチャー。川田が騎乗してようやく勝てた前走も、また乗り替わりとなると、ジョッキーの力量差が出てもおかしくない。まあ、3着となると全然ありそうなんだけど、いかんせん人気しちゃって買いづらい。まあそういうわけで、この2頭は斬らせていただく🗡ズバズバ‼️

《買い目》
ひとまず、3連単、3連複共に、傾斜配分は無しで、クリソベリル軸の流し馬券を購入しました。カフェファラオに期待してる人にはもうしわけないけど、自分は「来るなよ」と、お祈りさせてもらいます。

万一、明日の日中、ガッポリ儲かった場合は、傾斜配分した馬券の追加購入やカフェファラオやクリンチャーの3着付けの馬券の購入も考えたいと思います。

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