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【デュエプレ】ガイアールオウドラゴンCUP AD最終2位 アヴァ型ネクラ超次元

こんにちは、菜花黄名子です。
今回は、自分が前期にADで使用し最終2位、レート1737を達成したネクラ超次元について解説したいと思います。
16弾環境も終わりが近いですが、気になる方は是非ご一読いただけると幸いです。

※この記事は全文無料となっております。

デッキ構築


本当にオーソドックスなネクラ超次元です

基本的にどの対面においてもブーストから超次元呪文を叩きつけるだけの簡単なお仕事です。リソースはアヴァラルドとドラヴィタホールで賄いましょう。
という訳で、早速採用カードの解説に移りたいと思います。

採用カード解説

《フェアリー・ライフ》《ピクシー・コクーン》
最早説明不要と思える初動。ブリザードが蔓延る環境のため、何としても最速で打ちたい&盾から踏ませたい為どちらも4枚フル投入しました。何だかんだ速攻相手に踏ませて一番強いカードはライフと言っても過言でした。

《未来設計図》
緑枠兼実質5枚目のアヴァラルド公としてピン刺し。2tブーストの期待値を少しでも上げるために緑16は確保したいと思いました。
一応ADでは《ディメンジョン・ゲート》が使用可能なのですが、これは単に自分が気付かなかった…という訳ではなく、ゲートには無い2つのメリットを考慮して採用しました。気付いてたからね?ホントだからね?
1つ目は「コストが1軽い」点。2→3と繋がるので1コストの差は結構馬鹿にできません。
2つ目は「山の中身を確認しつつランブルの覚醒を確定できる」点。ランブルの覚醒が勝利に直結した試合も多く、1/3を確定に出来るのは少なからず役に立ちました。
勿論確定で回収できる訳ではなく、クリーチャー比率が低い山のため2コス払って何も起きないクソカスセルフハンデスカードになる場面もあるのでその点ではゲートに軍配が上がります。どちらを取るかは構築に合わせてお好みで。

《天雷の導師アヴァラルド公》
このデッキにおける最強ドローソース。メインエンジンなので当然4枚確定。生き物なのが強すぎる。

《ジェニー・ダーツ》
軽量ハンデスカード。今の環境では《ロスト・ソウル》を打つ余裕が無さそうだな~と思い、序盤や空いたマナで手打ちできるこっちを採用。不用意に撃って永遠龍が飛んできても自己責任です。

《お清めトラップ》
9枚目以降の初動兼墓地メタ。仮想敵は当然MRCロマノフです。何が何でも有利を取りたいので3枚以上欲しい所。
ブリカスやロマノフサイン、ミラー等にも有効なので墓地メタが腐りづらい環境ですね。

《リーフストーム・トラップ》
このデッキ唯一の除去S・トリガー。このカードでアヴァラルド公をマナに逃がしてピクシーコクーンで回収し再度使いまわす動きが非常に強いです。(通称:ネクラ三種の神器)4tカチュア程度なら簡単にどかせます。

《超次元ドラヴィタ・ホール》
手札を減らさずにサイキック・クリーチャーを展開できる万能カード。アヴァラルド同様デッキの核となる為4投。ドラヴィタ、ギャラクシー、ガガシリウス、シュバルを状況に合わせて使い分けましょう。

《超次元ミカド・ホール》
ビートデッキに対してパワー-2000とブラックガンヴィートによるカウンターが強力。やる事が無い時に雑にディアスやランブルを立てる動きが強かったです。アグロ相手に何としても引き込みたい&黒を確保したかったので4投。

《DNA・スパーク》
ご存じ最強S・トリガー呪文。対ブリザード最終兵器でもあります。
ドラヴィタやDDZと合わせて相手の盤面を殲滅しましょう。ディアスの覚醒にも大いに役立ってくれます。正直4投してもいい。
序盤の刻みで割られたら涙を吞みながら手札に加えましょう。

《超次元ガード・ホール》
このデッキの切り札とも言える現環境のコントロールを支えるスーパーパワーカード。シールド化除去によって墓地利用される心配が無かったりディアスの安全な殴り先を確保できる点はやはり強力。このリストでは超次元ゾーンのすべてのカードを出せる為、状況を見て最善の択を取れるようにしたいです。

《悪魔神王バルカディアス》
cipによる全体除去と呪文封殺によって劣勢を切り返しつつ蓋をできる強力な切札。自身の盤面も吹っ飛ばしてしまうため出すタイミングに気をつけましょう。
当然ですがこのデッキはバルカを出された瞬間即詰みなのでギャラクシー等の除去耐性持ちの種を出してバルカ返しの態勢を作る等、常にこのカードをケアした立ち回りを心がける事。

以下、超次元ゾーン

《時空の霊魔シュバル》/《霊魔の覚醒者シューベルト》
覚醒すれば相手がクリーチャーを出す度にこちらの盾が1枚増えます。ビート系デッキに対してはまずコイツの覚醒を狙う事が多いです。相手が呪文を唱えた際の強制シールドブレイクは詰めとして強いですが予期せぬ逆転の芽を生む事も。バルカディアス着地後に立てれば安心。

《時空のガガ・シリウス》/《時空のセブ・ランサー》
チャクラに代わるブロッカー枠。パワーが11500とかなり高く、最大バリューの《ダイヤモンド・カスケード》《グレイトフル・ライフ》を上回ってる為強大な壁として機能します。種族にエイリアンを持っているので《ガガ・アルカディアス》を出して来そうな対面では優先して出しておきたいです。
裏面の《セブ・ランサー》になるとプレイヤー攻撃可能なアンブロッカブルになるので最後の詰めに使ったりPGのシールドフォースを剝がすのに役に立ちます。総じて縁の下の力持ち的カードでした。
地味に攻撃されない効果持ってる事を全人類忘れてると思うので念の為。

《時空の精圧ドラヴィタ》/《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》
相手が呪文を唱えると相手クリーチャーを1体タップします。相手の超次元呪文に強いのは勿論、無限掌効果で相手の攻撃を牽制したり、死海竜カチュアを足止めしたりと真っ先に駆り出される事が多いこのデッキの過労死枠。
このデッキで裏面にひっくり返る事はバグでも使わない限りありません。

《時空の不滅ギャラクシー》/《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》
疑似除去耐性持ちかつ、覚醒すると味方全員にブロッカーを付与する攻防一体の役割を持つカードです。バルカディアスの進化元としても言うまでもなく相性が良いですが、今回のリストでは1枚しか採用していない為バルカメンコにおいて若干不利となっています。
《リーフストーム・トラップ》《ガード・ホール》をあえて当てる事で召喚酔いしないダブルブレイカーとして運用できるテクニックは覚えておきましょう。

《時空の賢者ランブル》/《恐気の覚醒者ランブル・レクター》
突然ですが、筆者はランブルというカードをデイガナイトを愛用していた頃から大変気に入っております。
5~6ターン目に除去耐性持ちの三打点が完成するのは依然として脅威であり、《ギャラクシー》のような除去耐性持ちも置換効果で一方的に粉砕する事が出来ます。
《アヴァラルド》《未来設計図》と合わせることで覚醒もしやすく、《ミカド・ホール》の選択肢として非常に強力なカードだと思います。
コイツでブチギレして勝った試合も少なくなかった。

《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》/《凶刀の覚醒者ダークネス・ガンヴィート》
相手のタップされてるクリーチャーを1体破壊できるつよつよケルベロス。場に出せる超次元呪文と合わせることで大体2面処理する事が出来ます。当然ですが場に出てる間は再利用できないので出すタイミングに注意。

《時空の封殺ディアス Z》/《殲滅の覚醒者デビル・ディアボロス Z》
殲滅返霊によって攻撃しながら山回復&墓地メタ&リソース奪取を同時にこなせてまさに一石三鳥。《スーパー炎獄スクラッパー》に引っかからないパワーラインが地味に偉い。
ブリカスをはじめコイツの覚醒で詰ませられるデッキも多く、可能であれば積極的に狙っていきたい。

《時空の悪魔ディアボロス Z》/《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》
単体スペック自体がバケモンなのは言うまでも無く、覚醒の際にカードをデッキに戻すので山回復手段としても運用できる。あまり表立って言われることは無いが、クリーチャーの効果で選ばれないコイツと呪文を封殺する《バルカディアス》との相性は非常に良い。

採用候補カード

《清浄の精霊ウル》
S・トリガー持ちのブロッカーで、シュバルの覚醒条件を満たしつつガードホールで再利用可能、おまけにバルカディアスの種になったりと入れるだけで対応力が爆上がりしたと思います。ブリカスに対する殺意が高すぎてスパークを過信しすぎてたのは反省点だった。前弾環境でウル入りネクラ握ってたのに…2枚くらい入れておくと丁度いいかも。

《戦祭の化身》または《特攻の菊》
自然のトリガークリーチャーが欲しい時に。ウルと比べシナジーが無いのでピン刺しくらいが丁度良さそう。

《時空の探検家ジョン》/《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》
ブリカスをはじめとした進化速攻対策。だが、そいつら相手には真っ先にディアスやシュバル等の覚醒を狙いたい上、流行りの黒ブリに対しては死海竜のせいで無力な為、出す暇がないので不採用。

《時空の雷龍チャクラ》/《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》
いつの時代も最速チャクラは何だかんだ強い。《ガガ・シリウス》と選択。

《超時空ストーム G・XX》/《超覚醒ラスト・ストーム XX》
非常に強力なフィニッシャー。出すだけで相手に除去を強要でき、覚醒後の制圧力も高いが、今回のリストの超次元ゾーンは対応力を高めるためにギャラクシーを1枚にしている事、筆者自身が詰めにこのカードをそこまで使わない事から今回は不採用。

各対面相性と解説

ブリザード

不利対面。使ってる間何でブリ環境でこんな山握ってんだ??と考えたくらいにはキツイ相手ですがまあ絶望的ではないです。
《ダイヤモンド・カスケード》のバリューも考えると最初はミカドホールよりもドラヴィタホールを優先して打ちたいです。
余裕があればドラヴィタ、次カスケードでリーサルが見えてそうならガガシリウスから入ります。ただ、トリガースパークからのディアス覚醒以外に勝ち筋が無さそうならそれに賭けてドラヴィタを出すのもプレイングの一つ。
ジェニーダーツは不用意に撃たない事。カスを落とせたとしてもオチャッピイでマナに埋めてからブリザードで回収されてしまうのでタイミングを見て打つ、もしくは打たなきゃ負けそうな場面で打ちましょう。
白型は《アポカリプス・デイ》をケアしつつ覚醒シュバルで盾を増やしてバルカを立てた状態or相手の墓地を空にした状態でさっさと殴り切りましょう。
一方で黒型はただでさえアグロプランがきついのに貯めプランまで取れてザビミラ死海竜完成というタイムリミットがあるため、個人的には黒型の方が体感きつかったです。ただ、受けトリガーが《デッドリー・ラブ》のみの型ならDDZ覚醒からブチギレリーサルを通しに行く択も視野に入れておきましょう。

天門

微不利くらい。無理ではないけれど何となくキツイな~…くらいの相性。
理由として考えられるのはお互いに《バルカディアス》の着地がフィニッシュへの近道なのだが、着地した際の深刻度が天と地ほどの差がある事だろう。
こちらはバルカを出されるだけで沈黙してしまうのに対し、天門側は《エル・ドラード》《パーフェクト・ギャラクシー》《ミルザム》といった回答のオンパレードで息つく暇を与えてくれません。《ロスト・ソウル》も普通にキツいです。パワーカードが高コスト帯に集中しているのでジェニーダーツでひたすら上を抜きつつバルカ着地から盤面を固めて殴るのがベスト。
《ガガ・シリウス》がエルドラードの起点にならず、《セブ・ランサー》がPGのSFを剥がしに行けるので地味に強い。

MRCロマノフ

有利対面…と言いたいところですが特攻ジェニー入りが主流になってきた為後攻有利説が浮上しています。ハンデスによって抵抗してくるようになったので以前ほど有利はつかなくなった印象。ちなみに前期2ターン目に特攻ジェニーで私のアヴァラルドをピンポイントで抜いてきたプレイヤーは全員名前を控えています。……冗談ですよ?
お清めドラヴィタを使いまわしたりディアスビートで刻んだりで詰めていきましょう。

死海竜カチュア

有利対面。カモ中のカモです。
相手は基本カチュアによる一本道のルートしか無いのに対して、こちらはリフストやドラヴィタ等の回答が多く、ドラヴィタさえ立てておけば死海竜が完成してもタップで足止めしてミカドガンヴィート等で一発解体出来ます。
テンプレだとDDZをどかす手段が無いためガードホールさえ打てればほぼゲームセットと言ってもいい。たまにペンチ&バベルギヌス入りの構築もあるので注意。

バルガライゾウ

普通に不利対面。ハンデスでテンポを削げればいいのですがそう簡単にいかないのが現実。ギフトデルフィンみたいな即死ルートもあるのでやってられない。
さっさと6打点揃えて殴るか、間に合わなそうならDDZを立てて天に祈りましょう。リーサル行く際には《セブ・ランサー》がべティスをケアできるので便利。
ちなみに私はライゾウにスパークを入れる方を同じ人間として認めていません。

Nエクス

五分くらい?ただ自分が回してた限りではほぼ勝ち越せてたのでブーストさえできれば戦えると思う。
ひたすらブーストしてNをケアしつつ、出されそうなターンの前には超次元呪文で展開しておきたい。タッチャタッチャが怖いなら、除去カードをケアして最悪ギャラクシーから入るという択もある。
相手がNワールドを出してきても、その分だけこちらの超次元呪文も再利用できるので可能な限りブーストしながら展開していきたい。面倒に感じたら《ガード・ホール》で盾に埋めてしまえば再利用される心配はなくなる。
相手の超次元ゾーンに《ガイアール・カイザー》を確認したらDDZを出すタイミングに気をつけましょう。ロングゲームになるとエクス絡みの超過打点が怖いのでこちらもさっさと超過打点を組んで殴り倒した方がいいと思います。

ドロマーエイリアン

微不利くらい。軽減獣からのコアクマン、軽量ハンデスにガガアルカディアスとやられて嫌なカードが多い。
上述したように《ガガ・シリウス》がエイリアンなのでガガアルカを出されても致命傷にはならないが根本的な解決にはならない。
最終手段として最速《ガード・ホール》からのDDZ覚醒ブチギレプランがある。
実はエイリアン側は《デス・ゲート》くらいしか除去札が無く、テンプレ構築だと曲がったDDZを対処できない為アッサリそのまま押し切れる事もある。

5ⅽ、バイオレンスフュージョン

微不利。ハンデスでリソース差を付けながら盤面を築いてさっさと殴り切りたい所だが、最近はデリンダーに加えてNワールド入りも台頭してきてるのでやはり簡単にはいかない。殴り切るプランなら《ババン・バン・バン》を出される前に攻撃に行けるのが望ましい。
《バルカディアス》を出すプランの際は、ギャラクシーか覚醒ランブルといった除去耐性持ちを隣に置いておく事で《破壊龍神》をケア出来る。

速攻、ハンター等

盾ゲー。日頃の行いが勝負を分けます。
「ミカドホールを引く」「盾からブーストを踏ませる」
「両方」やらなくっちゃあならないのが「アグロ対面」のつらいところだな…。
どちらもシュバル覚醒まで持っていければ勝利は目前。死ぬ気で耐えましょう。

ミラー

五分…って言いたい所ですがぶっちゃけ運ゲーです。(正確には「プレイング前提のツモゲー」)僕の周りの強い人も皆口を揃えてそう言うんでそうなんじゃないかなぁ…。
この構築で強いて言う事があるとすれば、「ギャラクシーが1枚しか無い為出すタイミングに気をつける事」「可能ならランブルの覚醒を狙いたい事」くらいですかね。

…あれ?思ってたよりこのデッキ立ち位置悪い…?

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
前期シーズン終了の十数分前、魂の試合には勝ったのですが日和ってステイを決め込んでしまった結果2位に終わって悔しい結果になってしまいました。それでも未だ続くブリカス環境で、15弾環境末期にハマったネクラ超次元というコントロールデッキで好成績を残せて良かったです。
この16弾環境も残りわずかですが、コントロールが好きな方には是非とも握って欲しいです。

そしてこのデッキが流行った暁にはブリカスを握って狩り尽くしましょう。
それではまた。ノシ

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