【大豆田とわ子と三人の元夫 7話】

「人間にはやり残したことなんて無いと思います。
過去とか未来とか現在とか、そういうのってどっかの誰かが勝手に決めた事だと思うんです。
時間って別に過ぎていくものじゃなくて、場所っていうか、別のところにあるものだと思うんです。
人間は現在だけを生きてるんじゃない。その時その時を人は懸命に生きててそれは別に過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて。
あなたが、笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑っているし、5才のあなたと5才の彼女が今も手を繋いでいて。
今からだっていつだって気持ちを伝えることができる。
人生って小説や映画じゃない。幸せな結末も、悲しい結末も、やり残したこともない。
あるのはその人がどうゆう人だったかという事です。
だから、人生には二つルールがある。
亡くなった人を不幸だと思ってはならない。
生きてる人は幸せを目指さなければならない。
人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる。」
by小鳥遊

「この恋を思い出してきっと泣いてしまう」の静恵おばあちゃんの台詞同様、死んでしまった人や過去や未来を分けて考えるのではなく、全部ひっくるめて今の自分は生きてる。という考え方。めちゃくちゃ沁みる…
今の自分を否定するんじゃなく、私も頑張れる、幸せになれると思わせてくれるあったかい台詞…
坂元裕二天才か…?

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