[本]赤ちゃんはことばをどう学ぶのか 2

前回に引き続き。
後半は第二言語と接した子どもがどうなるか。
子どもはあっという間に外国語を身につけるのか。について。

移民した子どもの調査
3歳〜39歳で移民。10年以上。
前提は全員移民先の言語がペラペラで、7歳以前の移民だとネイティブレベルになるが、遅くてもネイティブレベルの人はいるから個人の問題もあるかも

家庭内言語と異なる環境(外国の保育所)に置かれた子どもの調査
3歳〜7歳の調査
個人差(精神的タフさ)などにより、ネイティブレベルに達するまで差がある
年少ほど習得に時間がかかる
幼児期〜中学生だと、年上のほうが早く習得する(母語と対照して学ぶことができるから?)
年少だと母語を失う(年齢上になれば失わない)
使わない環境になるともちろん忘れる

結論別に早くないし苦労する
早く見えるのは、親が移住先の言語できない場合、できてるように見えてるだけかも

例えバイリンガルでもどちらもネイティブ並みというのはなく、どちらかが楽なことがほとんど。

幼少期に触れた言語がこれから役に立つことがあるか、というと、ひょっとすると大学の第二外国語などでふたたび取り組む際、ちょっと発音がいいかも、という足がかり程度のものはあるかもしれない。

この本の結論は、早けりゃいいということではない
子どもは必要な言語を一生懸命学んでいる
必要でなかっなら身につけようとしない

終了

ちょっと前に読んだので、うろ覚えのところもあるかもしれないです。

○所感
早期教育は、やるならDVDとかでなく、その言語でやり取りしなければならんということか。それなら子どもも必要だから学んでくれるかもしれない。子どもにとって苦痛である可能性がある。

個人的には、英語(他の言語も)早期教育をするつもりない。なんといっても、発音だけ良くてもしかたないから。
そして、発音なんて後でいくらでも身につけることができるというのは経験している。
ただ、逆に日本語もできないのにっていうのも、それじゃいつならできるんだ、という疑問は常に涌くのでそれも違うと思っている。
わたしが語学が好きだからかもしれないけれど、いつであれ、子どもが自分で選んだ語学を、役に立つからとかでなく楽しんで勉強してくれたらいいなと思っている。
自分にできるのは、語学楽しいよって言うことかな。
早期教育に期待するのは、楽しいこと、だけ。よく、幼稚園で習った〇〇が嫌いで嫌いになったなんて話を聞く。英語にあてはめても、他のことに当てはめても、本当に意味がないし、それならやめたほうがいいと思う。

母語の習得についてはもう少しいろいろ読んでみたい。

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