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PureJapaneseに対する盛大な勘違いについて(反省文)

①主人公立石を、サイコパスだと思った私が無知だった…彼はソシオパスだった。
アユミに対して距離が近くなったのも、ソシオパスの特徴である、自分を認めてくれる人に依存しやすいから(だから番犬)
今まで褒めてくれてた上司から反故にされ、仕事をクビになった後、濡れ衣着せられた(というか死の原因を作った)アユミ祖父の葬儀に参列したのは、ご主人様アユミ(言い方笑)に対する決別の儀式だったのか?
あの紋付袴姿のディーンフジオカが刺さりまくったのだが(どうでもいい)、あの紋付袴の意味が葬儀に参列する為の正装なだけではない。
職を失い、アユミから反故にされ、利用価値が無くなった街と人から旅立つ儀式が、エア切腹と紋付袴での参列だったのではないか?
結局違う場所へ旅立ってしまったのだが…


②スマホも持たず、チラッと映った自宅には家電製品は見あたらず、超ミニマリストで昭和な生活を送っている立石。
カレの日本オタクっぷりとは、真反対にあるのがバイクで。レザージャケットを着てバイクを走らせる後ろ姿と違って、ノーヘルで紋付袴で走らせる姿が最高にシュールだったのだけど…
このシーンこそ、ディーンフジオカが今の日本を最高に皮肉ってるのではないかと思った。
国民性や精神的な部分は何十年も止まったまま、欧米文化にただ跨ったままの日本人。多様性をある意味拒否する国民性。ノーヘルなのは、モラルや固定観念に雁字搦めにされている、日本人に対する皮肉かと。



劇場で2回連続で観て3週間たって…正直他の方の感想をTwitterで見るのにウンザリしてたし、なかなか分かりにくい映画で、結局私自身ディーンフジオカが言いたい事の半分も理解出来てないと思うけど(特に日本語OS部分)
上のふたつを自分なりに解釈した時、この映画の言わんとすることが少し理解出来た気がした。

そして…やっぱり坂口陣内さんはラオウなので、是非次は馬に乗ってもらって…

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