【育児日記#152d】初めての帰省
5月9日…になってしまった。
日記のこと、ずっと頭の片隅にあったんだけど気づいたら2週間が経過してしまい。ざっくり遡って書き留めておく。
4月25日~4月30日、TOEICの試験が終わり、そこそこ腑抜けな状態に。夫がキャンペーンを利用してプチ旅行するというのでばたばた準備して行ったりとか。プチ旅行、嬉しくない訳ではないんだけど、今ここでお金使ってる場合かー?とか、保育園入るまでに赤ちゃんがはいはいだったり、離乳食だったり、音楽とかことばだったりステップを踏むためにどうするかとかほんとはそんなことを考えるのに時間を使いたい。行ったらもちろん楽しむんだけどね。赤ちゃんが今日ここに来たことを覚えてくれてる可能性ってどれくらいあるんだろう。刺激を与えてあげたいからなるべく毎日お外には連れ出すけど、悠長なことをしてるうちにもう5ヶ月。後になって後悔することはないだろうかと時折不安になる。
5月1日~5月8日、帰省していた。
新幹線含め片道およそ4時間の距離なので、最後に帰省したのはたしか2年前のお正月。故郷に帰るのはやはり嬉しい。今回これほど長く帰ったのは孫とふれあいたいであろう父のためだった。
行きは私と赤ちゃんで帰省し、夫は5日に合流、帰りは一緒という計画。
赤ちゃんは行きの新幹線できっちり大量うんちをかまし、私は首尾よく始末をし、無事駅に降り立ったのであった。
この帰省では3回友人と会う約束をしていた。どの子も高校時代の同級生。1人は妊娠をし、1人は結婚を控えていた。仕事の話や将来の家族計画の話。みんな女性で、数年先の未来まで見据えている。その一方で彼女達のパートナーはやれ育休は取るのが難しいとか、出世が遅れるとか、同僚が結婚は40歳でいいと言ってるとかそんな話をしてくるらしい。あぁこうやってジェンダーギャップは埋められずに次の世代へ持ち越されるのだと思った。
実は私たちの年代は、中高生の頃には専業主婦もありだな、というふわっとした未来を描いていた。自分達の親は大抵専業主婦+職業戦士で、働くのもありだし、働かなくて家でお嫁さんしてるのも幸せかも、みたいな。
でも、途中で意識が切り替わった。私の場合はと言うと、家族のうち女性しか家事を命じられなかったのがとてつもなく耐えられなかった。父は職業戦士にしてはものすごく家事を頑張ってくれたけど、弟には家事を強制しなかったのである。弟は今大学院生。いちばんお金をかけられ、家のこともせず苦労せずに学生生活を送ってきた。私は兄妹の中では1番勉強したし、そのおかげで2人よりは良い最終学歴だったけど、本当はもっと勉強したかった。2年前自分でMBAを取ると決めていなければ、弟より学歴が劣っていたと思うとゾッとする。私がちゃんと論文を締切までに出せれば、弟と同じタイミングで大学院を卒業することになるのだ。
私たちの10年、20年上の世代は自分達の、もしくは未来の女性たちの地位を維持、高めようと相当頑張った世代だと思う。もちろんさらに遡ればすごい人はたくさんいるけど、結婚、出産して当たり前、仕事も圧倒的に不利。仕事まで頑張って周りを見渡せばうまく専業主婦をこなす人もいたりして。周りも○○ちゃんのお母さんは働いてるんだって~という反応。
もうそんな時代は抜けたんだなんて思ってたけど、まだ私は次の世代のために女性として仕事は辞められないし、夫には家事育児をきっちり半分やらせなくてはと思っている。赤ちゃんが見ている。共働きがベースだとか、そうじゃないと食べていけないとかそんな次元の話ではない。
実は介護の話を初めて妹にしてみた。妹は実家に帰る気はないらしい。なるほど。弟はあてにしてなかったけど、どうやら妹もあてにはならない。父はなるべくこの大事な家にいたいだろうし、どうしたもんか。夫にここに住むのは?と軽い気持ちで聞いてみたら別にいいよという答えだったが、この8日間考えて、たぶん私がそれを選ばないなと思った。
田舎が憧れるのはせいぜい東京だと知っている。世界で活躍出来る子に育てるには、東京の近くにいた方がいい。田舎→東京→世界の道のりは遠い。私がフットワーク軽くMBAの講座を受け始めたのは?取引先である大企業のカッコイイおじさんおばさんに出会えたのは?東京にいたからできたのだ。
もちろん、田舎出身とか関西出身ってだけで仲良くなれちゃうような田舎特典の恩恵も受けてきている。関西弁も大好き。だけど、女性で東京まで出るのがどれだけ大変だったか。身内が地元にいろと足を引っ張るのだ。
本当の結論を出すのは早くとも弟が何年か働いた後になるだろう。それまでにできる限り稼げるやつになっていなくては。
8日間、私は身体に不調もでて難儀なこともあったが妹は夫より赤ちゃんの面倒を見るのがうまく(まぁこれが毎日となると話は変わるのだろうが、コツをわきまえているのと、2、3歩先を見通して行動できるのが強い)、父は1日に2回は散歩に連れ出し楽しそうであった。
次はお盆か正月か。赤ちゃんの人見知りが発動していないことを願う。
5月9日、夫と一悶着。
完全に根元からブレーカーを落として帰省した夫は(え?)、冷蔵庫の中身をいくらかダメにした。その処理を私がしたのに、スマホで漫画を読むのに夢中。部屋は片付けない。外出して連絡が帰ってこない。
あぁ~いつでも離婚できちゃうのに。なんて笑
Twitterでは母の日をしてくれなかった夫に怒りの声が渦巻いている。今年はしょうがないと思ってるけど、来年はもしかしてここに参加することになるのか。1年かけて教育せねば笑
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