中小企業診断士 二次試験 事例一 多角化と合併
多角化と合併は平成17年8問、平成18年2問、平成20年4問、平成23年2問、平成24年2問、平成25年4問、平成26年4問と毎年の論点ですね。
【多角化】
関連多角化のメリットは経営資源の多重利用である、デメリットは経営資源の分散。無関連多角化のメリットは経営リスクの分散。デメリットは経営資源の分散となる。
が、今年の過去問の理論では、多角化には、特定の事業の組み合わせで追加的に発生する相乗効果と、複数の 製品市場分野での事業が互いに足りない部分を補い合う相補効果があるとなっている。
関連多角化の相乗効果なのか、非関連多角化の相補効果なのかは記載した方が良いと思う。ただし、この理論は平成30年から28年まで出ている。
【合併】
今年この理論はメリデメが整理されて出ています。
異業種の M&A のメリットは、基本的には、範囲の経済とリスクの分散の実 現であるが、自社の必要としない資源までも獲得してしまうリスクもある。
同業種の M&A のメリットは、基本的には、規模の経済と経験効果の実現で あるが、同業種間であるため各々の組織文化の調整と統合にはコストがかかる。
二次試験には平成22年、平成21年で終わっている。なので、怪しい?と思う。
【予想問題】
A社社長はコンサルからZ社の買収を打診され、苦渋の決断で断っている。その理由は?
【回答】
買収相手は規模の経済と経験効果の実現が期待されたが、各々の組織文化の調整と統合には多額のコストがかかると判断し、断念した。
迷ったらこれを書こう!
【投げ銭】
売り上げの90%は災害支援に寄付します。みなさんのお金は私個人ではなく、災害で凹んだ気持ちや家族の支援になります。消費税ではなく、復興支援特別支援金です。頑張ろ!