助六寿司

助六寿司を買い、赤い紅生姜を頬張っているところで、目が覚めた。沢庵の様に大きく、べったら漬けの様に厚い紅生姜を食べ損ねた。昼ご飯も食べたが、小腹がすいていて、食べ物の夢を見たらしい。わずが、30分の昼寝だったが、熟睡した気分だ。

早速、目の前のスーパーに、足を運んだ。サザエもあり、寿司屋もあり、スーパーの惣菜もあり、都合三箇所から、助六寿司を選べる。もちろん、助六だけではなく、あらゆるお弁当や、惣菜を扱っており、目移り放題、迷い放題のスーパーだ。しかし、今日は(実は二回目だが)助六オンリーで、向かう。目指す助六を発見。しかし、一番大切な、紅生姜が入っていない。あれ?おかしいぞ。違う売場へ向かうが、ここにも、助六寿司発見あるが、パックには、紅生姜がない。入っていない物なのか、不安になる。紅生姜が入っている助六寿司は、夢の中だけなのか?

結局、紅生姜不在の助六寿司をゲット、それも、20%引き。紅生姜よりも、20%引きが勝ってしまった。なんだか、ちょっと残念だが、家に帰って、食べ終わると、ホッとして、紅生姜不在でも、まあいいか!っと、自分を納得させた。単純にお腹を満たしただけだが。

仕事中でも、小腹がすいた夕方など、コンビニ弁当の助六寿司を買う事がある。確か、紅生姜、入っていたような。今思うと、記憶違いかもしれない。明日から、紅生姜入り助六寿司を探してみる事にする。