『トムとジェリー』を笑って観ている、そこのアナタへ。

『トムとジェリー』。

それは、長年愛されている世界的に有名なアニメである。

これを観ている人達は皆、彼らの言動を面白がっているのだろう。

しかし、本当に面白がって観てよい物なのだろうか。

これを読んでいる皆さんには、一度よく考えてみて欲しい。

作品の中で彼らが何をし、されているのかを。


彼らは、お互いに虐めあっているのだ。

あの作品は、その虐めあっている構図を非常に観やすい形にしただけの物なのである。

それを皆は、非常に面白がって観ているのである。

人によっては、これが明日の活力になる人も居るだろう。

だが、その活力の源となっているのは「猫と鼠の虐めあい」である。

本質的に考えると唯の虐めあいでしかない非常に残酷な様子が映像化された物を、彼らは面白がって観ているのだ。

そんな事があって良いのか。


百歩譲って、観るだけなら未だ良いのかも知れない。

しかし、これに触発されて真似するような人が現れてしまったらどうだろう?

これは、あまりにも教育的・倫理的に良くない。

娯楽として作られたアニメから、そのような事が発生してしまったら本末転倒も甚だしい。

私は『トムとジェリー』に対して、非常に危険を感じている。

あれは、愉快な名を持つ危険物だ。

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