NCP記事を非公開にします

ご本家様がNCPを非公開にしました。

NCPは全く別の作品となって、カレー編の内容もかなり変わることになりそうです。
NCPの考察を続ける意味がなくなったため、私の記事も非公開とさせていただきます。
最速考察もMV非公開になった時点で非公開にしました。
誰かの気持ちを汲んだのではなく、「MV自体がなくなるのであれば、考察をする意味がないから」です。

私の身の回りに起きたことを、忘備録も兼ねて書いておきます。

おそらく皆さんも私も、最初のうちは
「なんでインドの皆さんが怒ってるかわからない」
と、不気味で仕方なかったと思います。

お昼過ぎたあたりから、私の最速考察のアーカイブに「この動画を消せ」というコメントと、批判というより誹謗中傷が書かれ始めました。
「私はあなたに傷つけられた」というコメントを見て、
「あなた日本語わかってないでしょ!何をどう聞いたら傷つくんだよ!」と思いましたが、

私のアイコンが狐面だったことと、チャンネル名のうち「Candy Foxx」以外が日本語だったので、「私のことCandy Foxx本人だと思ってるのでは」という仮説をたて、最速考察の固定コメントで「私はただのファンで、Candy Foxxではないから、ここにコメントを書いても本人には届かない」と書いたところ、誹謗中傷のみなくなりました。
なので、「狐のお面=Candy Foxx(のメンバー)のチャンネル」だと思われていた可能性は高いです。

一人、Google翻訳を使用してまで日本語で問題の重大さを訴えてきた人がいたのでお話ししましたが
話せば話すほど
「多分一生その気持ちはわからない」
という思いが強くなりました。

これは感情で寄り添える単純な問題ではなく、深く学習してロジックで理解しないといけない問題なのではないか?と感じました。

その後、twitterで絡んできた人ともお話ししながら、インスタの次回予告のコメント見たり、ご本家様のコメントも改めて見直したりしながら、「あー今後の動画どうしよう、ていうかNCPのラストシーンまだ記事にしてないじゃん」とかまだ考えてました。

インドの皆さんの主な主張は以下になります。
・俺たちはカレーだけを食べているわけじゃない
・ガネーシャを気安く使うな
前者に対しては

「わかってるよ!ぜんぜん悪意なんてないんだよ!カレー大好きだよ!」
って言ったんですけど
「あなたたち日本人はインドを侮辱した」の一点張りでした。
なぜ彼らがそこまで「侮辱した」と思うのか、聞かないとわからないので聞いてみました。

インド人が日本人のことを「自分たちより格上」だと思ってたんですよ。
私もコメントで「Racism」=差別主義というのを見て、「差別?してる?カレー100%が誤解であることは認めるけど、どこが差別なの?」と思いましたが、よくよく話を聞いてるとインド人側に「格差フィルター」が装備されていた模様です。。
そりゃないぜ、って思いました。それはそっちも誤解してるよ!って。。

私も考察記事で「カレーポリス総じて無知すぎる」といったことを書きましたが、「インド人だから無知なんだ」とは一切思っていません。

【追記①】
話をしていて気づいたのは、
まずMVを見た時の主語が違うということです。
我々にとってのNCP→「カレーポリス個人の話」
怒ってる人々にとってのNCP→「インド人の話」

私たちはこれがストーリーの一部だということを
知っているから、自然と「カレーポリス個人の話」
として見ることができましたが、インドの人々は
「日本人からインド人はこう見えている」という
捉え方をしたようです。

個人的には、「誤った視点でMVを見て怒らないで
ほしい」と思います。

しかし、「映像をどう捉えるかは個人の自由」
という前提がある限り、どちらが誤ってるとは
言えないですから、ご本家様も
「怒ったり傷ついたりしている人がいる」という
現実を受け入れてMVを非公開に
したのだと思います。


Candy Foxxも私たちファンも、インド人をバカにしようと思っていたわけではなく、5月5日の夜は「インド人と一緒にこの曲で踊る未来」を想像し、眠りについたことと思います。

一応、インドの方々には「これは長いストーリーのうちほんの一部で、しかも始まったばかりなんです。きっとカレーポリスが救われる未来があると思うんです」「カレーポリスは日本で大成功していて、日本のお客さんに愛されてるじゃないですか!」と説明はしてみたものの「いや、それでもダメ」ということでした。

後者のガネーシャはもっと理解できませんでした。

話を聞いてもガネーシャに対する思いとか、「ああ、それぐらい大事な存在のものをこういう風に描かれたのが嫌だったんだ」みたいなのが一切見えてこなかったんです。

それもそのはず、YOGA MONKの考察記事でも触れてますが、「日本人の宗教観が世界から見るとバグってる」んですよ。
そんなバグった感覚で外国の神様を使用してはいけなかったということです。

何かと例えで使わせていただいてる「エヴァンゲリオン」も、世界各地で上映されていますが、使徒をはじめとするキリスト教の専門用語で表されるものが「人間の敵」として描かれていることが原因で、放送・上映禁止になっている国や地域もたくさんあります。

この大炎上は、MVの最後に黒狐がガネーシャを悪用したように見えたことで怒りが爆発し、その勢いでコメントをした人が続出したという点もあるんだと思います。
宗教って、(わからないけど)「そういうもの」なんだなという感覚を持とうっていう意識は高まりました。

【追記②】
「日本の笑いは否定の笑い」と言われ、
ツッコミが「なんでやねん」とボケを
否定することで笑いが成立する形式です。
海外ではそれが通用しない地域が多い
らしく、日本の漫才を海外の人が見ると
「なぜボケの彼は一方的に否定されて
いるの?」という謎だけが残ると
言われています。
(チャド・マレーンさんの本でその辺
詳しく書かれています!)

NCPの場合、ツッコミは視聴者です。
ボケに次ぐボケを視聴者が
突っ込みながら見ているうちに、
カレーポリスの底抜けに明るい性格、
カレーに対するまっすぐで純粋な姿も
同時に見ていて、最終的には
カレーポリスのことが
好きになった人も多いと思います。

インドの人と話していて、
もしかすると、インドでは「否定の
笑い」が通用しないのかな?と
感じました。
​



なんというか、今作の炎上は「全ての地雷を一つ一つ正確に踏んだ」と言った感じです。

Twitterでインド人と話しているうちに、「カレーポリスが知らないばかりにワサビを大量に乗せた寿司を食べて吐き出した」ことと「NCP一曲でCandy Foxxが判断されてしまった」ことも重なって見えてきました。

そして、インド人から日本人への誹謗中傷ワードが全く刺さらない様を見て、「素人のCURRY POLICEたちが調理器具とナンで武装した反社に挑む」ところに重なって見えました。
それがあったので私の中で「まさか社長の想定内で、インドでの評価をひっくり返す作戦があるんじゃないか?」という考えを持ち続けてしまい、MVが消えた時点で最速考察アーカイブは消しましたが、記事はなかなか消せずにいました。

インドの方から「ファンはどう思ってるんだ!こんなひどい映像を見せられて、謝罪してほしいと思わないのか!」と言われましたが
「いや。。。あなたがなんで怒ってるのかが全くわからないんですけど、一体なんのシーンが問題だったかわかりますか?」と聞いたら全て丁寧に答えてくれました。
今回の炎上がなければインドの人とこんなに話すこともありませんでした。

インドの人がそうなのか、私が話した相手がたまたま全員そうなのかわかりませんが、あんなに怒ってたのに一瞬で気持ちを落ち着けて冷静に話し合えるようになるのがすごい。

そして怒った勢いで来てたときと、冷静になった後で主張がコロコロ変わることがない。
(よくいるじゃないですか。引っ込みつかなくなって、冷静になればなるほど言ってることがおかしくなる人。)
裏を返すと、「論理的に説明できる怒り」なので、言い返しても全く得することはないと思いました。

Candy Foxxがもう一度インドに向き合う時が本当に楽しみです。
※ワシ泣くかも知れん

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
明日以降は。。。なんか考えます。
またよろしくお願いいたします。









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