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【私が着物の先生になったワケ⑤】

着物の先生は稼げない?


何だかまだまだ闇部分の話は続くのですが、今回は少しビジネス寄りの話になってしまうかもしれません。
 ビジネスを考える上で、どこにキャッシュポイントを置くか、というのがあります。そこの企業が一番儲けているのは何なのかということです。具体的にはその企業の財務諸表を見て分析したりします。

 着物教室の広告で、
〇3カ月間無料
〇無料の着付け教室
〇ワンコイン着付け教室
というものを目にしたことはないでしょうか?

こういった着付け教室のキャッシュポイントはどこか?ということです。

着付け教室を運営し、広告をうち、集客をし、講師の先生を雇い、各種イベントをする・・・。
それなのに、無料っておかしくないですか?

着物の先生だけを見てみましょう。
先生たちは無償で授業をしているのでしょうか?
会社から定額のお給料をもらって授業をしているのでしょうか?
そんなこと考えないですよね?(笑)別にいいです、考えなくて。

定額のお給料をもらって(先生win)、生徒さんは無料や500円で(生徒さんwin)、会社も利益を出せるということは普通に考えてないでしょう。
ということは、会社がwinになるためには、先生に定額のお給料を払うのって厳しくないですか?
定額のお給料を払っている会社もあると思うので(その会社のキャッシュポイントは着物事業以外にある可能性)、何とも言えませんが、そういったことを考えていくと、着物の先生のお給料って結構先生たちの自助努力的な部分が大きかったりします。

さあ、着付け教室のキャッシュポイントはどこか?

着付けの先生は稼げるのか?

第4話で書いたことを踏まえて考えてみてもらうと、稼げるどころかマイナスだったりします。

じゃあ、なんでみんな辞めないで働いてたんだろうか?
消極的な理由としては、
「せっかくここまでやったから、(技術やスキルを)無駄にしたくない」
「着物好きだし」
「ここまでお金をかけてしまったんだから、引くに引けない」

そんな感じだったと思います。

じゃあ、私はどうだったのか?そんな状況なのに、なんで着物の先生になって、しかも私史上最高年数を勤めることができたのか。

続きは、また~。

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