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希少な阿波踊り着付け師が活躍!南越谷阿波踊り大会で「好循環きものの会」が着付けを担当

8月24日・25日に開催された「南越谷阿波踊り大会」で、阿波踊りの着付けを「好循環きものの会」が担当しました。今年は「匠連」様と「Has連」様の踊り手の皆様を、当会のメンバーが美しく着付けさせていただきました。

匠連
Has連

阿波踊りの着付け師は非常に希少です。常連のT様からは「阿波踊りの着付け師がなかなか見つからず、依頼できたときは本当に安心しました!」とのお言葉をいただきました。数年前までは、約50名の着付師が所属する「好循環きものの会」でも、阿波踊りの着付けを経験している着付師はごくわずかでした。

現在、現役の女踊りの踊り手でもあるリーダーが中心となり、プロの着付師向けに阿波踊り着付けの勉強会を開催しています。美しさと踊りやすさを両立させた着付けを目指し、常に研究を重ねております。

YouTubeには阿波踊りの笠の付け方や踊り方の動画は多く見られますが、着付け方法を詳しく解説する動画はほとんどありません。特に、「好循環きものの会」のように、現役の女踊りの踊り手が着付け指導を行うケースはとても希少です。実際に阿波踊りを踊る際、踊りやすさを考慮した着付けの工夫が求められます。また、各連によって異なる美しさのポイントやこだわりを発見し、それを反映させる着付けを提供しています。

最近、徳島で活動する連からも「女踊りの衣装の着付け指導」の依頼を受け、ホテルのイベントでの阿波踊り披露に際して3名様の着付けを担当しました。着付けを進めながら解説を行ったところ、大変喜んでいただけました。

この経験から、阿波踊りの着付けに対するニーズが高まっていることを改めて実感し、勉強会の様子をYouTubeで公開しました。多くの方にご覧いただき、着付師達にも大きな刺激となっています。

阿波踊りの着付け 女踊りスペシャル編
阿波踊りの着付け「男踊り編」

「Has連」様のA様からは、

「以前、着付師にお願いした際、半襦袢の袖を折らずに着付けられてしまい、腕が上がらず踊りにくかったことがありました。今回は、そのことを伝え忘れてしまったのですが、言わなくてもちゃんと袖をめくってくださっていたので驚きました。やはり、踊りを理解している方にお願いするのが大切だと感じました」

とのお褒めの言葉をいただきました。

過去には、板橋区成増の「ちゃおちゃおハウス連」様で約70名の連員の着付けを担当し、練馬区北町の「ぽんぽこ連」様には阿波踊りの基本を教えていただきました。現在もご助言をいただいており、成増阿波踊り大会の常連「成増連」様には、毎年踊り手としても参加させていただいております。

これまでの経験が多くの連の皆様に役立っていることを実感し、心から感謝しています。ありがとうございます!「好循環きものの会」は、車いす着付けや寝たままの着付けなどの専門技術を持つ団体ですが、今後は阿波踊りの着付けでも「好循環きものの会」と言われるよう、さらに努力してまいります。


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