見出し画像

なめらかな時間

田舎の時間はなめらかだ。

小鳥の歌声や、風の音。

人間が生きる音はうるさすぎる。

時間を音で切り取って、はっつけて

きもちわるい。

なんでもかんでも時間を区切って

ちゃんとその分生きた気になってる。

ただ機械に支配されてるだけやのにね。

人間の世界のものがないところに行くと安心する。

森、川、整備されてない道、伸び放題の植物。

誰にも、なんにも、切り取られないでただそこにあるだけのもの。

誰のためでもない。自分のためでもない。

存在することに理由が必要ないもの。

都会にいた時よりもましだけど、

まだまだうるさい。

一向に慣れないし、どうしたものか。

とりとめのない考え。



言葉を綴ることで生きていきたいと思っています。 サポートしていただいた分は、お出かけしたり本を読んで感性を広げるのに使います。 私の言葉が誰かに届きますように。