素を演じている。
素ってなんだろう。
ありのままってなんだろう。
最近、自己分析をよくする。
占星術。ストレングスファインダー。動物占い。
『あなたにはこんな才能があります!』
『あなたの弱みはこれです!』
あぁそうか。私にはこんな才能があるのか。
これが得意でこれが苦手なのか。
いま、みんながありのままでいることをしようとしている。
演じるとか、作るとか、我慢するとか
そういうことよりも、素のままありのままでいることが良いと言っている。
私もそう思う。できるだけ素でいようと思っている。
でも。気づいてしまった。
私は素でいるんじゃない。
ありのままでいるんじゃない。
素を演じている。ありのままを演じている。
だから、素を知るために
私のありのまんまってどんななのかを知るために
自己分析やらなんやらをする。
ありのまんまで、思ったままに生きているように見えて
そんな自分を演じているだけだった。
そして、私にはそれしかできない。
ありのまんまでいるためには、考えないこと。
赤ちゃんと同じ。
自分と他人との関係性とか、みんなと言われる人たちのこととか
自分がどうありたいかとか
そんなことを考えない状態がありのまま。生まれたまんま。
でも、考えないことなんてできない。
いつだって誰かの役に立つ自分でいたいし
誰かのことが好きで、好きでいてもらえる自分でいたい。
そういうことを放棄してまで、ありのままでいたくない。
何かを選ぶってことは、何かを捨てるってこと。
何かが得意ということは、何かが苦手ということ。
それを、自分以外が決めたものに委ねていたなんて。
今、とっても怖い。
今まで築き上げてきた私が、ばらばらと崩れる。
怖いけど、でもそれでいいのかもしれない。
頑張って高く高く積み上げたものじゃなくて
1つずつ、大事なものだけを積み上げた自分の方がすき。
一旦こわしてみる。
足が震えるくらいに怖いけど。
頑張って息をする愛おしい自分と、少しだけだけばいばいする。
もっと心地のいい自分におかえりを言うために。
そうすれば、もっと優しく、もっと愛おしく、もっと美しくなる気がする。
言葉を綴ることで生きていきたいと思っています。 サポートしていただいた分は、お出かけしたり本を読んで感性を広げるのに使います。 私の言葉が誰かに届きますように。