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閑話休題 冬のソナタ 1

おはようございます

着物推しの紅です。

クラファン に取り掛かるのがイヤなのか?

徹夜を含めた寄り道を繰り返している紅です。


きっと何かを壊さないと先に進めないんだろう。



〈 人生の精算を始める の巻 〉

たぶん数年ぶりでメッチャ泣けた。


一昨年の暮れ

22年も連れ添った婆ちゃん猫が老衰で死んだ時も泣けてない。

訃報を聞いて号泣した家族を羨ましいと思っていたほど。

臆病で怖がりで甘えベタな性格で紅にしか懐かなかった猫。


終末ケアや看取りもお葬式も紅ひとりでしたのだけど

涙が一粒も出ない。

今更だけど紅は割とクールな性格のようだ。

でも、多感なお年頃にはちょっとした感動ニュースでウルウルしていたこともあった。

以前、理由も告げられずにフラれたときは信じらないくらい泣けた。

とっても好きな人が変わってしまい理由も聞けなかったから。


そう

5年前にボランティア仲間の友人が亡くなった時

ショックで苦しいほど泣けた。

もっと早く会いに行けばよかったと後悔もあって。

あれ以来泣いていないのか。


歳のせいなのか

「泣いても仕方がない」

という現実的な割り切り。

泣いているとバカバカしくなるという過程を経ていた気がする。


他人から見たらどうでもいいことだと思うが、

自分で自分を誤魔化すことはできない。


「どうかしちゃったんだろうか?」


感情が動かないことにも違和感を感じていた。

怒りも喜びも焦りも感じなくなってきた。

歳のせいだと思おうとした。

社会生活には泣かないほうが便利なので。

時に不安になり

失感情症という言葉を思い出して調べてみても当てはまらない。


だから昨年末封切りになった映画を久しぶりに映画館で観ることにはけっこう期待していた。メッチャ泣けるって聞いてたから。

確認のために同じプログラムを2回続けて観たけれど

胸がキュッってなることもなく上映が終わり

人知れず落胆。

その後、目にした映画の感想の数々で

「泣けた!」

「涙腺崩壊」

なんて踊る言葉を見ると

やっぱり紅がどうかしちゃったんじゃないか?


週末から始まった紅の破壊行動は徹夜で既知の古いドラマを一気見するという

ささやかな逃飛行。


脚本が上手いなという記憶に残っていた

韓流ドラマの

#シークレットガーデン

バカバカしくも楽しくて。

せっかく時間を使うならやっぱり楽しいほうがいい。

紅はコメディ要素のあるドラマが好き。

でもコメディって作り手からすると難易度が高い。


それから

一世を風靡したという言葉が切り離せない

#冬のソナタ

週一のサイクルで半年近くかけてダラダラみるテレビ放映と違い一気見は筋を忘れることなく見られるので理解が早い。

印象もまた違う。

今回の再試聴の前の冬ソナの紅の印象は

「優柔不断な長ったらしい三角関係」

一気見すると

ひと冬の間に起きたドラマだった。


そうそう、冬ソナが流行った頃

ボランティア仲間のお姉さんがドラマに登場する北極星のネックレスのグッズを紅にくれたことを思い出した。

「妹みたい」

に思ってくれて。

その方も既に亡くなったと風の便りで聞いた。



紅は最近の大河ドラマが苦手。

嫌いじゃないけど中盤に差し掛かる頃には人物相関図とストーリーがゴッチャに。

初めの回は意気込んで作られているのでわかりやすいし面白いんだけど中だるみでついていけなくなる。

「誰が誰でどこの何をした人か?」

が追えなくなると見ていてもつまらない。

それにビジュアルが安っぽいし汚い。


作り手側としてはドラマの初回は力を込める。

初回の10分が

リピートしてもらえるかどうかのカギになる。

キーワードは

出会い。


冬ソナ視聴2クルー目に入って

気づいたことを書き留めている。

とても丁寧に作られたきめ細やかな作品。

俳優の演技も上手いし綺麗なんだけど

作り手の意気込みやセンスの良さがここかしこに光っている。

たくさん撮りためた映像から「この映像を選ぶ能力」ってすごい。

作り手が楽しんで作っていることが伝わる作品。


今後もこれ以上のドラマを作るのってかなり難しいんじゃないだろうか。


もちろん

作り手側の紅から見て修正したいなあと感じる点はある。

びっくりするほど長くなったので

続きはまた明日に。


今日の写真は

神戸の北野異人館での一枚

表情がとても可愛らしい。  紅














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