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ガレージセール 9

おはようございます

着物推しの紅です。

春になって葉物野菜がわんさと届きます。

紅はとても恵まれているんじゃないかと感じています。

だからこそ

野菜を無駄にはできません。


〈 自然の理を知る の巻 〉

「大根がほしいなあ〜」

とLINEでおねがいする。

ここひと月くらい白菜も大根も届かない。


紅が

「ガレージセールをやろう!」

と心に決めて

近郊の高齢農家さんから街に野菜を運ぶNPOのおじさんが 紅のところに野菜を届けてくれるようになって3年経つ。

おじさんのNPOは神戸で障がいを持つ若者たちの仕事づくりをしている。近郊農家さんから集めてきた野菜を公共施設で販売するのが若者たちのお仕事。

その最後のルートに紅のガレージセールを加えてもらった。

だから、どんな野菜がどれくらい来るのかわからない。


「できたら野菜を持って帰らずに済むように」

と貧乏ながら江戸っ子気質の紅はなるべく買わせていただく。

春になって緑の葉っぱの野菜が押し寄せるように届く。

量が半端ない。

葉物野菜は傷みやすいので身の振り方に困る。

ガレージで八百屋さんをしていても売り切れない。


この季節に

ガレージセールに来て野菜を買ってくれる方には

「助けると思って」

と何種類か野菜を押し付ける。


もちろん赤字だけど。

収穫された野菜を無駄にするより ずーっといい。


春菊、菜の花、ほうれん草、小松菜、壬生菜、ミツバ、高菜、わけぎ、ネギ、里芋、蕗のとう・・・

春は葉が伸びる季節なんだなぁ と改めて実感。

結実する実(大根)を望むのは無理というものなのか・・・💦

さて

届いた野菜たちどうやって食べようか?


ガレージセールでは

先週に引き続き

粕汁とおにぎりの炊き出し


酒粕は少なめにして食べやすく。

意外と寒く、雨が降ったり止んだりする天気。


野菜を運んでくれるおじさんから

「5月に野菜の種付けに来ない?」

とお誘いが。

夏には収穫できるらしい。

勧誘は困るけど

お誘いは嬉しい。


紅たちのために畑を用意してくれているそうだ。

紅はずーっと前から

「バーチャル村民制度」(紅の造語)

構想を抱いている。


農村にバーチャルに移民して村民にしてもらうっていう。

「いらっしゃい」

ではなく

「おかえり」

と言っていただける関係を。


そして

食糧難でも優先的に食べ物を分けてもらえたり、子どもたち連れてバカンスに行ったりという下心も。

近郊といってもちょっと遠いのでおいそれとは行けないんだけど。

しかし

おじさんは毎週毎週、野菜を届けてくれる。

紅の

バーチャル村民に関しても共感を抱いてくれている。

それで毎週

ガレージセールは続いている。


昨日は

開店しようと思ったらガレージの鍵が見つからなくて定時の14時に開けなかった。

しばらく探していたら

先週着ていたコートのポケットに。


ピンポーン!

ガレージにお久しぶりの知人が現れた。


鍵の不明で遅れた分、野菜やヤカンやお鍋などの搬入に忙しい紅は相手をしてあげられなかった。

久しぶりなのに

「5分しか時間がない」

といって去って行った。


自分が言いたいことだけ言って。

優しく話を聞いてあげることはできなかった。

その人は

承認を求めに来たのを知っていたから。


紅は器が小さいな〜


今日の写真も酒蔵での一枚

同じ日に撮影した写真でも

いいもの と あまり見たくないもの

がある。


カメラマン氏が

「素人でもいい写真は撮れる。いつもいい写真が撮れるのがプロ」

と言っていた。

打率が高いってこと?


紅はたった一枚でもいい写真撮れる人がいいなあ

資本主義の商業ベースには乗らないんだろうね。  紅







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