ホタル狩り 考
こんにちは
着物推しの紅です。
昨夜は
ちょっと近くの川原にホタル狩りに連れて行ってもらいました。
幻想的
という言葉がピッタリです。
〈 蛍の光 の巻 〉
晴れが続いた
ちょっと蒸し暑くてどんよりとした日
20時ごろから
蛍が飛び交う様が多くみられるらしい。
まさに
ぴったりな
6月の中旬に
ホタル狩りに連れて行ってもらった。
ポッ
と光って
スーっ
て動く
不思議な存在。
もの思へば 沢の蛍も 我が身より あくがれいづる 魂かとぞ見る
という和泉式部の歌が浮かぶ。
こんなふうに内面を表現できる人ってすごいなって思いつつ
ふと
胡蝶の夢
のエピソードも浮かんできた。
自分の魂が
蛍と同様の光の球として現れ出てしまい
ほたると戯れているような気持ち・・・
自分が蝶であるのかヒトであるのか 心もとない気分。
蛍の光に見惚れていると
日常の足元が掬われるような モラトリアムに陥るような。
靴をなくす夢とはこのこと?
たゆたう蛍のように
ヒラヒラ舞い踊る蝶のように・・・
気ままに生きたい?
#鳴かぬ蛍が
恋に焦がれて 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす
という都々逸があるらしい。
なるほど〜
音もなく 発光する蛍は燃えて焦がれているのか。
その源流が
音もせで 思ひに燃ゆる 蛍こそ 鳴く虫よりも あはれなりけれ
という後拾遺和歌集にある歌らしい。
人は古来より
あまり変わらぬ思いで生きているんだなあ。
だとしたら
同じ時代に
しかも同じ国に
生き合わせてしまった人たちとは
浅からぬご縁があるんだろう。
#唯脳論
蛍を鑑賞しつつ
言葉は無用だなと思っていた。
ホタルを見るのって歓声以外の言葉はいらない。
けれど
やはり
分析してみたり擬人化してみたり。
養老孟司氏のいう
身体に聞く という作法を常々忘れていることに気づく。
やはり意味づけをしたくなる。
ただ
たゆたう
感覚に任せる。
ホタル狩りはとてもいいチャンス。
#気になること
このところ
点検要素の多すぎる夢を連日見ている紅が
気になること。
吉夢とか
凶夢とか
仕分けることの無意味さ。
脱力してしまう。
頻繁に電話をくれる人の
無意識なんだろうが他者を振り回そうとしていること。
うっかり巻き込まれそうになる。
気づいた時は竿をさす。
気を持たせるのは悪いかもしれないが
判断停止の状態をどう受け取るかは こちらの出る幕じゃあない。
人は見ているだけではなく
見られている。
令和の日本にはどうも
人にどう見られることばかりを考える人。
人を判断しマウントを取ろうとする人。
で溢れている。
紅にはどうも居心地が悪い。
#靴をなくす夢
数日前の夢に戻ると
一体どんなことが起きるんだろうか?
と背筋がヒヤッとしたりする。
このご時世
ワの接種もあり
紅の友人は高齢の方が多いので
・突然の訣れ?
が浮かんだりもする。
今後必然的に比重が大きくなるはず。
が
昔と違って
人が亡くなる社会的手続きも変わっている。
・病を得たことを知らせない
・お見舞いにもいけない
・亡くなった事も知らない
・葬儀にもご遠慮くださいと(故人の意志で)
いつの間にか知り合いが地球上からいなくなっている。
今朝目覚めた時
「ああ まだ生きているんだな」
って思った。
もしこのまま死んだなら
この部屋の荒れように片付ける者も呆れるかな〜
ボチボチ片付けるか。
今日の写真も酒蔵の一枚。 紅
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