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どうしたら着物 の起業が軌道に乗るんだろう? 5

おはようございます

着物推しの紅です。

「なぜ 炊き出し始めようと思ったんですか?」


〈 たまには いいことがなくっちゃね の巻 〉

家の前の道路に車が3台続けて止まった。

注目してみていると

引っ越し?

ピンク色の小型冷蔵庫が車のトランクから見える。


背の高い黒Tの若者が出てきた。

サンダルに素足

引っ越しやる気感じられない💦


車の駐車について通り一遍の注意をする。

「炊き出しやってるんだけど、食べてく?」

おおっ!

と4、5人いるらしい。

「じゃあ、引っ越し終わったらね。おにぎり追加しておくから」


紅は家の中に戻りご飯を炊いた。

若者の食欲満たせるかな〜


この日届いたつくしのハカマを1時間余りかけて外した。

自転車で通りかかるお客様、三つ葉を買ってくださる。

そろそろご飯が炊けたかな〜

大きなおにぎりを作って戻ると

ガレージの椅子にちょこんとお客様。


ふりかけにして孫に食べさせると壬生菜を買ってくれた。

この日は皆さんに白ネギ3本をプレゼント。

まだ先週の白ネギが残っているので。

全く商売にはなっていない。💦

でも野菜を無駄にしないことが重要ポイント。


聞けば4月から社会人という友人同士5人が紅一点の女性の引っ越しを手伝いに来たらしい。このマドンナは紅の隣人となる。

これから社会人になる男子は真っ直ぐな目で

「なぜ炊き始めようと思ったんですか?」


そうね〜

コロナで食料備蓄したらお米余り気味になってね。紅ひとりで食べると太っちゃうでしょ。野菜も余るし食べてもらえたら助かるし、できるから始めたの。

コロナで困っている人に届けばと思ったし、心が困っている人もいるからね。

たまには いいことがなくっちゃね。 by 紅


5人の若者は粕汁とおにぎりを「美味しい!」と食べてくれた。


体育会系ではないらしく、紅の用意した分で足りたみたい。


しばらくして、ガレージセール支援のお姉様がやってきた。病院巡りをしてきたと。ジャスミン茶を入れてお話ししていると

大柄の外国の男性が

「オイシソウ!」

と野菜を覗いていたので話かけてみた。

紅の知っている英語で。


菜の花 は何ていうんだろう?

彼は手に持っていた袋から

「これ買ったばかり」

と辛子酢味噌のチューブを見せてくれた。


「Oh!    nanohana pittari!」

💦

「See you nexttime!」


うす暗くなってから友人が野菜を買いにいてくれた。

それに仕事帰りの青年が通りかかる。

「ごめんね。今日はおにぎりしか残っていないの」


野菜を片付けて

道路に出て桜の方を見やると滲んだような大きな月が。

朧月夜

とはこんな様を言うのかな。


週一回のガレージセール。

紅は仕事だと思ってやっている。

お金にはならないけれど。

たぶんお芝居を見に行くよりも楽しいのかもしれない。


コロナ以降に紅が立ち上げた和装婚礼の出前事業

「ユーバー和婚」

日本経済新の夕刊に取り上げていただいた。


今日の写真は5年前に撮影した酒蔵での一枚。

日経のライターさんが選んで掲載してくださった。

紅のお気に入り。  紅



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