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FP3級を夫婦で受験することにした話(中編)

前編のつづき)

12月に少しだけ動く

1月下旬にある試験日まで残り1か月ほどになった頃
「さすがに勉強してないのはまずいんじゃないの?」となりまして、
メルカリで買ったテキストをエイヤっ!と開いてみました。
分からない単語だらけで正直読むのが苦痛でしたが、漫画やイラスト部分に励まされつつ流し読みをしました。

何度も休憩をはさみ、3日ほどかけてなんとか流し読みで読破(?)しました。
もちろん頭にほとんど入っておりません。
その証拠に、FP3級の過去問に挑戦してみたものの、全くわからず。10問くらいやって投げ出しました。

もっと勉強しなくちゃ駄目だよなぁ、でも年末年始でうまいもの食って親戚や知り合いを飯を食ったりするからとりあえず勉強はいいか。
そんなわけで年内はテキストを1回流し読みしただけで終わってしまいました。
試験日まで1か月を切っていました。

災い転じてなんとやら

2024年がスタート。
ところが正月3日から体調を崩してしまいました。
高熱になり、セキが止まらず、のども痛くなってきます。
体は丈夫な方だと思っていたのだけど、一向に良くなりません。
7日には熱は引いていたのだけど、のどの痛みが我慢できなくなりとうとう病院へ。(1月はこの体調不良で3回も病院に行くことになりました)
病院では咽頭炎と診断されて、とうとうおかゆを食べるのにも体力を使うようになりました。
正月明けの3連休は安静にして自室でゴロゴロするばかり。
いつか見ようと思っていたアニメを消化して、YouTubeを眺めているとFP試験についての解説動画を見つけました。
FP3級の範囲を8時間程度で網羅できる講座動画だといいます。
動画を見ているだけならば今の状態でもなんとかなりそうだと考えて、だるい体のまま1.2倍速で動画を眺めていました。
ところがこの講座動画が自分にはとても合っていたのです。
文字だけではわからなかったことが、どういった状況のどんな制度なのか、なんとなく頭に入るようになっていきました。
これならなんとかなるかも、と自分の中で希望が見え始めた瞬間でした。

ちなみに参考になった動画はこちら。

アプリで過去問を

1月11日。
ようやく物を食べられるようなって落ち着いたものの、本調子とは程遠く寝ていることが多い日々でした。
スマホを見ながらゴロゴロしているついでに、FP3級用のアプリをダウンロードすることにしました。
FP3級は受験者数がとても多いため、試験対策用のアプリもたくさん出てきます。
過去問と解説がセットになっていて、使いやすそうなアプリをインストールして使い始めました。
するとどうでしょうか、動画を1周見ただけなのに3~4割程度の問題がわかるようになっていました。
10問で投げ出していたときとは違い、30問、50問と過去問も消化することができたのです。

余裕な妻さん

動画講座+アプリで軌道に乗り始めた私にはこのころ、心配事がありました。
それは妻がほとんど試験勉強をしていないことです。
試験まで残り20日を切り、そろそろ動いた方がいいにも関わらず、スマホでマージャンをしており、勉強している様子はうかがえませんでした。
せっかく買ったテキストも1割程度開いた跡が見られるばかり。
妻さんは去年受験した乙四のときも、自分の半分程度の勉強時間で合格していたのでその成功体験を持っているのか余裕のようでした。

最後の追い込み

1月19日~27日。
試験まで10日を切り、自分なりのスパートをかけることにしました。
やることは一緒で、動画の視聴+アプリ。
動画講座は2周目の視聴が終わり、倍速で3周目の視聴をします。
アプリでの過去問もすべての分野を終わらせることができた。
苦手な分野も見えてきたのだけど、合算して6割取れればOKなので過去問の量をこなしていくことにしました。
この頃は過去問だと7割程度取れるようになっていて、何とか目処もついたので前日は無理せず寝ることにしました。

合計勉強時間

FP3級前日までの勉強時間は30時間少々。
そのうち15時間くらいが動画視聴という割合にになりました。
メルカリで買ったテキストは、1回流し読みをしてから開くことはありませんでした。
こんないびつなやり方で果たして合格できるのでしょうか。

(後編につづく)