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初めてディズニーシーへ行った感想は……

初めてのディズニーシー

ふとしたことから友人にペアチケットを貰ったので、妻とともにディズニーシーへ行ってきました。

ディズニーランドにはコロナ前の2019年冬に行きましたが、ディズニーシーに行くのは生まれて初めてです。
なんとなくシーにはお酒も飲めるし大人向けという漠然としたイメージがありました。

コロナ前後でディズニーでの遊び方も色々変わりまして、まず混雑防止のために入場者に上限が設けられています。
チケットを買えばいつでも入れるというものではなく、チケット争奪戦や抽選をくぐり抜けて行く日を確定させないとだめなのです。

友人からもらったチケット(スポンサーチケットというらしい)も例外ではなく、行きたい日を第1~第5希望まで設定して申し込みを行い当落発表を突破しなくてはいけません。
ディズニーの翌日は疲れてしまうのがわかりきっているため、私は第1~第4希望までは土曜日の設定したのですが、みんな考えることは同じようで弾かれてしまい、第5希望に設定していた文化の日に当選しました。次の日は平日なので悩みましたが、なんとかなるだろうということで、文化の日にディズニーシーへ行くことが確定しました。


高級ランチ

行くことが確定して数日経った夜、妻が「レストランいっぱいだったよ」と残念そうにつぶやきました。
何のことやらわからなかったので詳しく話を聞くと、今年はディズニーシー開園20周年で、マゼランズという園内レストランが20周年記念ランチを提供しているというのです。
人気の場所らしく、妻がネット予約しようとしたらすでにいっぱいになっていて予約ができなかったというのです。
私が値段を聞くと「9800円」という答えが返ってきました。聞き間違いかと思って再度尋ねると「コースで1人9800円」というではありませんか。
それを聞いて私は怒りで打ち震えました。
ララララランチで9800円???
『ランチは580円まで委員会員』の私には理解できない金額設定でした。

私は自分の考えたディズニー対策の最強コスパランチを自信満々に述べました。
「いいか?まずディズニー前日の夜に多めにご飯を炊いておくんだよ。そこで残ったご飯を当日の出発前に塩むすびにしてよ、それをリュックに入れて持っていくんだ。
ディズニー行って腹が空いてきたらよ、公衆トイレの個室内で塩むすびを食べて、家で煮出してペットボトルに詰めたお茶で流し込めばいんじゃんか。トイレの前で一旦別れて5分後にまた集合すればお金もかからねえし時間も有効活用できるってわけよ。どうでい?」

私は誇らしげにコスパ最強の塩むすびプランを発表しました。
それを聞いた妻は心底呆れ返り、最強の提案があろうことか秒で却下されてしまいました。
しかし同時にホッとしておりました。
クソ高い9800円のランチは予約いっぱいのために行くことができなくなったのですから、塩むすびがダメになっても食パンでも持っていけばいいと考えていたのです。

ところが『マゼランズのランチを食べたい委員会代表』である妻の執念はすさまじく、
・当日アプリで予約ができる可能性がある
・アプリで予約できなくても開店と同時に店に行けば座れる可能性がある
という情報を即座に調べ上げたのです。
私は当日まで塩むすびプランを粘り強く推したのですが、聞き入れられることはありませんでした。

※ちなみにパーク内への食事の持ち込みは原則禁止です。


コロナ以来の人混み

そして当日。
舞浜駅に到着した電車からどっと降りる人々。
皆ディズニーに向かうのでしょう。私達もその一員です。
ディズニーシーの入場口ではすでに大勢の人が並んでおりました。
これだけの人を生で見るのはコロナ以降初めてでした。
足元には黄色い横線が何本も引かれており、前後に並んでいる人から間隔を一定に保つように示されていました。
しかし周りは人・人・人、黄色の線である程度の距離はあるものの、人混みに入るのも2年ぶりで人に酔ってしまいそうでした。
この日は9時開園。15分ほど前から列が動き出し、手荷物検査と検査ゲートを通って園内に入ります。


スマホがなければなにもできない

デジタル化がいろんなところで叫ばれていますが、なかなか進んでいないなぁと思いませんか?
しかしディズニーに関して言えば、デジタル化に大きくかじを切っていました。
園内を効率的に回って遊ぶためにはディズニーのアプリが必須です。
これでアトラクションの待ち時間を知ることが出来ます。
さらにスタンバイパス取得やレストランの予約、ショップ入場の予約といった機能もあります。園内の地図も表示されますので、トイレや売店の位置もひと目で分かります。
逆に言えば、スマホがなければこれらの機能を使うことが出来ないため、半分も楽しむことは出来ないかもしれません。
機能が使えるようになる入園直後から、妻は慣れた様子でテキパキとスタンバイパスやショップ入場の予約を入れておりました。

憧れのマゼランズ

妻が入園と同時に高速でアプリを操作したものの、今日のマゼランズの予約の受付は締め切りとなっていました。
「でも、直接お店に行けば空いているかもしれない」と『マゼランチを食べたい会長』の妻はへこたれません。
マゼランズとは、ディズニーシーにあるモスク風の外観をした高級レストランで、コース料理がメインとなっています。
アトラクションにいくつか乗り、11時前にマゼランズに到着すると開店作業をしているところでした。ダメ元で当日入店が可能かどうか問い合わせるとしばらくお待ち下さいとの言葉をいただき、近くのベンチで10分ほど待つと「今からでしたら席のご案内ができます」とのこと。『マゼランチ会長』の妻は躍り上がって喜びました。
通されたレストランの中は世界一周したマゼランからのインスピレーションでしょうか、店内の中央に大きな中世風の地球儀が置かれ、天井には同じく中世的なタッチで描かれた天井画がありました。
調度品などはモスクの外観に合わせた中東風のものが並んでおりまして、高級レストランの呼び声通りの風格を感じました。
コース料理の提供のため、入店から退店まで80分ほどかかりました。
ディズニーの中で非常に贅沢な時間の使い方をさせてもらいました。

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ショータイムにもコロナ対策

昼食後、ショップなどを見て回っていると、ショーが始まる時間になりました。
パークの真ん中にある湖?池?を使ったディズニーシーらしいショーです。
ミッキーをはじめとしたディズニー軍団が船に乗り、踊りながら一周するというものです。
ここでは人々が密にならないように工夫がされていて、地面に記された白い丸の付近に1グループずつ見ることになります。
何も知らずに前の方に行くとキャストさんに声をかけられて離れたところに誘導されるため、私達がいた辺りではギュウギュウというほどにはなりませんでした。おかげでストレスなくショーを見ることが出来ました。


疲労と帰宅

スタンバイパスの指定時間に合わせなくてはいけないので、それに間に合うように園内を歩き回り、ときには小走りで移動を重ねます。
時計を見ると18時。9時の入園からかなり歩き回っております。
スマホの万歩計をチェックすると2万歩を超えていました。それまでの平均が1日5千歩未満なので、4倍以上歩いているわけです。
この辺から疲れが溜まってきて思考能力が落ちてきました。自分が今どこにいるのかよくわからず妻にくっついてウロウロするばかりという有様。普段の運動不足を嫌というほど自覚させられました。(最終的にこの日は2万5千歩になった)
お土産を抱えて家に帰って泥のように眠りました。


次回はディズニーシーのオススメアトラクション、ダメダメアトラクションなどの感想をダラダラ書きます!