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結婚相談所はなぜ家事手伝いの女性を悪く言わないのか

結婚相談所の方が執筆されているコラムやブログをたまに読みます。
だいたいは結婚への心構えとか、初デートについてとか、成婚例の紹介とかですね。
ところが家事手伝いの女性に触れることはめったにありません。
ましてや悪く言うことなんて絶対にありません。

なぜか?
理由は至極単純

太客だから


に尽きるでしょう。

いきなりですが、ちょっと例え話をしましょう。

あなたはとある町工場の経営者です。
A~Yという取引先とは、だいたい半年or1年契約の仕事をしています。
取引先は製品の仕上がりに注文を付けてきますし、失敗すれば契約が切られてしまいます。

しかしZという取引先は、3年以上の契約を結んでくれます。
あまり注文も付けてきません。
Zという取引額は工場の年間売り上げの20%にも及びます。

町工場はZとの取引には細心の注意を払い、売り上げを積み上げています―

さてお気づきかと思いますが、
ここでいう町工場とは結婚相談所のこと。
A~Yは一般的な利用者。
そしてZは家事手伝いの女性です。

家事手伝いの女性はいろんな意味で特殊です。
まず自分でお金を払っているケースがとても少ない。親がお金を出しているわけです。
自腹を切っていないわけなので、真剣味も乏しいため「早く相手を見つけたい!」「1日も早く成婚して相談所をやめてやる!」と活動する一般的な利用者と比較して相談所の利用期間も長くなります。
当然、相談所に落としてくれるお金も高額になります。

真剣味が足りないということは、相談所への当たりも弱めになります。
一般的な利用者ならばお見合い相手への注文や交際終了、仲人へのクレームなどが生じることもあるのですが、家事手伝いの女性はその辺の当たりも弱いと察せられます。

・お金を落としてくる期間が長め
・クレーム少なめ

こんな太客はなかなかいません。

言い方は非常に悪いですが、相談所にとって家事手伝いの女性が目覚めて退会を選択することを恐れるわけです。
だから相談所関係者のブログやコラムで攻撃することはまずありません。
寝た子を起こすなじゃないですけど、家事手伝いの女性を危機感を煽ってもいいことがないのです。
問題のない太客を切ることなんて、どの商売でもしませんよね。

そっとしておいてそのまま相談所の太客で居続けてくれた方がうまみがあるので、悪く言ったり危機感をあおることをするわけがないのです。