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ソウルシャッドでナマズが釣れてる話

ナマズを釣るためのルアーというと、例えば「クレイジークローラー」のような水面でチャパチャパ音を立てるトップウォーターのもの、もしくは「ハイピッチャー」をはじめとする各種スピナーベイトを連想する方が多いでしょう。いずれも派手なアピールで魚を魅了するルアーです。

しかし、私が通っている多摩川中流域のとある釣り場では、派手なアピールとは真逆のアプローチをゆくルアーでナマズが釣れる、よくわからない現象が発生しています。使用ルアーは、冬季のバス釣りにも強いとされる微弱な波動を放つ「ソウルシャッド」です。Twitter上でもお知らせしている通り、5月下旬にかけ、私はソウルシャッドで3本のナマズを上げました。それぞれ44cm,50cm,60cmといずれも大きな個体です。

より具体的に、ナマズを上げた際のタックルを述べてみます。
それぞれ、
ロッド:6.6ft ML(ダイワ「トリプルビー」666TMLRB)
リール:ベイト(ダイワ「タトゥーラ」sv tw 103H)
ライン:フロロカーボン10lb(シーガー フロロマイスター)
ルアー:ジャッカル ソウルシャッド68spマルハタワカサギ
となります。
バス釣りをなさる方がご覧になればわかる通り、さして高いタックルは使用していません。そして、どちらかと言えばライトなタックルとなります。
それも当然です。カネはないですし、
そもそもナマズではなくスモールマウスバスを狙っているのですから。

ソウルシャッドは色々と試しましたが、最終的に68spに行きつきました。
この型番は重量が9gあり、ベイトタックルにおいても非常に投げやすく、
釣行中にストレスを感じることがありません。
カラーは、多摩川中流域の水質が比較的澄んでいることから、
ベイトフィッシュに最も近いカラーとしてマルハタワカサギを選びました。


ルアーのアクションは、スローリトリーブとトゥウィッチを織り交ぜたものを用いています。より具体的には、
「リールを3回巻いてスローリトリーブ」→「トゥウィッチ2回」
を繰り返すというものです。バス釣りにおいて標準的なテクニックですね。

これでブラックバスではなくナマズが掛かるのですから、不思議です。

自分なりにこの結果を考察してみるに、多摩川中流域のナマズは
主にベイトフィッシュを捕食しており、虫やカエルといったエサは
ほぼほぼ目にしていないのではないかと思われます。河川中流域は
流れが速いですからね。

というわけで、水が比較的澄んでおり、かつ流れが速い河川に生息する
ベイトフィッシュを主食とするナマズにとり、シャッド系ルアーが
効果的なルアーとなりうるのではないか?との仮説を立てるに至りました。

ナマズ釣り師の皆様も、川ナマズを狙う際にあえてシャッドを投げてみると、案外いい思いができるかもしれませんよ。

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