ハクキンカイロはすごいです

炊飯器より鍋、掃除機よりほうき。電子レンジより蒸し器。便利な家電より、高性能で節電にもなる、昔ながらの道具達は文明の波に押されていつか使われなくなっていってしまった。

そんな素晴らしい道具達を私は愛しているのです。

この銀色に光る物体は、ハクキンカイロといい、数年前キャンプ用品にはまった時に見つけた。この蓋を開けて中にベンジン（私はジッポオイルを使っている）を入れ、ライターで触媒に２、３秒火を翳せばすぐに温かくなる。使い捨てカイロなんて比べ物にならないくらいの威力だ。何よりずっと大切に使い続けられるのがいい。

この２つを、工事現場など外で働く人たちが使っているメッシュのベストの両脇に仕込んでいる。そうすると、リンパの通り道の血液が温められるらしく、全身がぽかぽかしてくる。ちなみにこのベストは軽くて嵩張らないので、普通の衣服の中側に装着することができる。

経済成長とか文明の進歩とか素晴らしいことなんだろうけど、そこで無くしたものを今、見直す時にきてるんじゃないか。何事も過剰、進め進め、の時代は終わった。このコロナ時代は、それを暗示している気がする。

今、電力不足だと騒がれているけれど、どうか原子力再発の方向に進みませんように。そして、米国が物騒すぎる。このコロナ騒動で人々のネガティブなパワーは膨らみつつある。ここで立ち返らないと、大変なことになる気がする。

自制と工夫。私は、楽しみます。