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肉屋の日常 第4巻 13 8月22日の朝9時半ごろ、例によって、ウイークリーマンションの一室の万年ベッドでごろごろしている中出の、スマホが鳴った。彼は慌てて、着信音にしているハンガリー舞曲第五番を止めて、 「もしもし」 「おはようございます、ルミです」 乱れ含みの、やや低くクリアな声が、中出の耳に入ってきた。 「ルミさん、おはようございます」 「言う通りの格好になっています・・・」 「どうですか?朝っぱらから素