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【Sliders!】 塔上の廻転童子【中野坂上】

今回は、「塔上の廻転童子」こと、東京都中野区立塔の山公園のツイストスライダーのお話です。7/16に公開した動画です。やはり追いつかない。

株式会社中村製作所製のこのツイストスライダー、正式名称は「廻転すべり」。「呪術廻戦」に引っ張られて「廻」の字を使ったのではなく、正式名称から拝借したことを念の為お伝えしておきます。対象年齢は6〜12才、すべり面はポリエチレン樹脂でできています。

実は、塔の上公園に行き、このすべり台に出会った時、「あぁ、またか..」とうなだれました。webで調べて行くと、情報が古く、お目当てのすべり台じゃなくなっていることは、よくあることなのですが、この日もそうでした。「塔の山」という名前の通り、ちょっとした高台に公園があり、コインパーキングからもちょっと歩く感じだったので、その時の残念ぷりは結構なものでした。

空振りした時は、大抵、そのすべり台を撮影することはなく、日を改めて別のすべり台を撮影することにしていました。

だけど、このすべり台は撮影することに。もともと撮影予定だったすべり台は、「ステンレス製のツイストスライダー」。その画像が「いこーよ」さんのサイトにあったので転載させていただきます。

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高台にある「ステンレス製のツイストスライダー」。しかもこのカタチとダメージっぷりに惹かれ、この公園に行くことを決めました。

他のステンレス製のツイストスライダーを中野区で探そうかと一瞬思いましたが、すぐに、この「ツイストスライダー」に、こだわりがある感じがして、興味を引かれたのです。

「塔の山公園のすべり台はツイストスライダー」
というこだわり。

 中野区の公式観光サイトに、「公園遊具を続々リニューアル」と書かれていますが、公園担当の人がちゃんと引き継ぐということを考えていたんでしょうね。もしくは自然に「ツイストスライダー」を選ばれた。どちらにしても、すごい素敵なことだと思いました。

その受け継がれたツイストスライダーの映像がこちら。

ステンレス製のツイストスライダーを諦めて、改めて遊具を見ると、ブランコとおそろいのカラーリング、自然と調和した素敵な遊具だと思いました。

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なるべく、ブランコ込みの映像を撮ろうと意識したのと、あともう1つボクの中でのポイントは上の画像にも写っている「時計」でした。というのも、この時計はリニューアル時にも新しくならなかったんじゃないかと思ったからです。

公園といえば「時計」。

小さい頃、夕暮れ時に「あと少し」と思いながら、何度、公園の時計を見上げたことか。おそらくリニューアルされていないこの時計は、子どもたちだけではなく、先代の遊具も新しくなった遊具も、流れていく時の中でずっと見守っているのだと思います。

「公園の検索パブパ!」さんのサイトに昔のブランコと今と変わらない時計の姿がありました。写真もお借りします。

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変わらず一定のリズムで刻まれていく時間と、変わっていく風景。そんなことを考えながら撮影し、その時に頭の中で鳴っていた「時計の針が進む音」を感じさせる曲を探し、BGMとして使わせていただきました。

と、ここまで主役の「塔上の廻転童子」の話をしていませんでしたが、このすべり台、めちゃくちゃバランスのとれたかっこいいすべり台だと思いません?

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横から見た感じが「スッ」としていて、かっこいい。あとやっぱりこのカラーリングでしょうね。子ども向けではあるけど、シックで大人っぽい。この3色の使い方、すごいデザインの参考になります。

受け継がれたツイストスライダーの話もありますが、「撮影したい」と思ったのは、単純にこの立ち姿のかっこ良さもあったのかもしれません。

撮影はいつも早朝なので、子どもたちが遊んでいる姿は見ることができませんが、いつか子どもたちが「廻転童子」と戯れる姿も見てみたいですね。

最後に。

この撮影の後に見つけた中野区立江原公園のステンレス製のツイストスライダー。実は、学生時代、彼女とデートしたことのある公園にありました。その時に、鳩にフンをかけられた苦い思い出のある公園ですが、「夜すべ」での紹介したのでここにも貼っておきます。

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めちゃくちゃかっこいい!いつかSliders!にも登場させたいと思っています。ボクの中では、このカタチがステンレス製のツイストスライダーなのですが、塔の山公園にあったすべり台と階段とすべる方向の位置関係が違います。もう一度「いこーよ」さんから拝借。

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それだけに、先代のツイストスライダーに会えなかったのは残念ですが、ちゃんとその姿カタチが新しいツイストスライダーに引き継がれていることが知れたので、とても良かったです。(小学生の感想文)



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