見出し画像

【Sliders!】 追憶の怪龍【東北沢】

今回は、「追憶の怪龍」、東京都渋谷区のジュラシックパークこと大山児童遊園地のコンクリートスライダーのお話です。7/30に公開した動画です。やっと、追いついてきたかな?

今回のSliders!、BMPCC 4Kではなく、iPhone12(FILMIC Pro)+ジンバル(DJI Osmo Mobile 3)で撮影しています。Sliders!を気軽に撮りたかったのが一番ですが、BMPCCがスランプだからというのもありました。

というわけで、こんなボクでも公園の入口からズンズン探検していくような映像を取ることができました。

当初は、恐竜のすべり台ということで、冒険ぽい怪しげなBGMをのせようと思っていたのですが、できなかった!やっぱり、子供が遊ぶ遊具だから、楽しげな音楽にしないといけないと思っちゃった。ボクが冒険できなかったという...。

多分、そういう映像があったほうがバラエティも豊かになっていくんでしょうけど、やっぱりできなかったんです。ちょっと情けない。でも、楽しげな音楽もちゃんと合うのがこのすべり台!映像はこちら!

このすべり台には、前から注目してたのですが、なかなか来れなかったので、会った時はちょっと嬉しかったです。「大山児童遊園地」でTwitter、Instagramで検索するといっぱいこの恐竜の写真が出てきます。そんな人気者。でも、「小さな公園に何でこんな大きな恐竜のすべり台が?」とう謎が残りますが、多分遺跡なんでしょう。発掘されちゃったんです。

口を開けたまま固まっちゃった。目もしっかり開いてることから、本人も突然の出来事だったことが伺えます。何かを食べようとしたら「あっ、動かない!」って。だから、本人的にはいつでも食べる準備はできてる。最初は子どもたちが遊んでる時も、「いつか食っちゃうぞ」って狙ってたんだけど、いつの間にか、子ども達も、「遊具としての自分」も好きになっちゃった。

こういうのも楽しいって。

じゃないと、説明つかないですもんね。この公園にあることが。違う!大山児童遊園地なので、公園じゃなくて遊園地。遊園地を作ろうとしてたら発掘されちゃった。発掘された当時のことを知ってる人の話を聞いてみたいものです。大騒ぎだったんじゃないでしょうか。

と、のんきに書いてますが、最悪の失敗を犯してることに編集中に気づきました。すべり台を撮影する時は、どの角度が「一番魅力的に映すことができるのか」を、まず考えるのですが、完全に見誤ってました。

ネットに上がっている写真を見ると完全に「そうだったー!」と思わざるを得ませんでした。計測し忘れていたこともあり、後日、計測だけしに行った時に撮った写真が「夜すべ」でも紹介したこちら。

画像1

がおー!!

...

手を前に出したこの角度を撮ってなかった..失敗です。この角度が一番かっこいい!

でも、計測し忘れで夜来ることになって、この写真を撮れたのが良かったです。それにしても、このすべり台の存在を知らないで夜来たら、ビックリするでしょうね。この迫力と大きさ。

異名は、さっきも書いた通り、この恐竜は意識があるので、たまに昔のことを思いだします。「色々かわっちゃったけど、空はかわんねーなぁ」って。

kimi_A09_ooyama.00_01_08_15.静止画011

この写真を見てると、「誰か、歯磨いてくれよ..」と言ってる気もします。そんな愛らしいすべり台になってしまった恐竜に「恐」の文字が合わない感じがして怪龍、「追憶の怪龍」としました。まぁ、「怪」というのもなんですけどね。

あと、こんなページを見つけました。

平成30年だから、もう点検終わったんですかね。

「大山児童遊園地」「小型複合遊具(怪獣型)」「梯子の撤去」とあります。小型だったのか!恐竜じゃなくて怪獣だったのか!とも思いますが、「梯子の撤去」というのが気になります。誰か教えて欲しいのですが、梯子が前はあったのでしょうか?それともこちらの梯子でしょうか。

画像3

この梯子が撤去されるとしたらちょっとさみしいですね。この梯子を登った先に見える青空が印象的だったから。

画像4

恐竜が生まれた時代は、どこの空も切り取られていなかったけど、都会で育った人の空は、ビルや電柱でどこか切り取られているんです。それが嫌なんじゃなくて、その切り取られ方がいくつも思い出に残ってる。

梯子がなくなっても、下から見上げた空は変わらないかも知れないけど、狭い暗がりから登った先の「恐竜の背中」で見る、少しだけ広がった空。それが気持ちいいんじゃないかなって、撮影中思ったので、この空を無理くり撮ったんです。記憶に残る空。狭かったので小回りのきく「iPhone」で良かった!って思いました。

「以下の遊具の補修は、平成31年3月末までに全箇所を完了」

ってあるから、うまく補修できたんですかね。としたら良かった良かった。

ということで、安心してみなさんも、怪龍の背中に乗って冒険してる気持ちになってもらいたいです。少なくともボクは少し冒険した気になりました。そして、疲れたら「怪龍の足」でひと休み。よくできた遊具です。

kimi_A09_ooyama.00_00_31_23.静止画007

って、この足が椅子になってるのも撮ってない!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?