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【Sliders!】 荒川の次世代王【東向島】

今回は、「荒川の次世代王」こと、東京都荒川区の石浜城址公園の小型複合遊具のお話です。7/9に公開した動画です。

撮影したのは6月の中旬だったかと思います。墨田区にステンレス製の2方向シングルスライダーを撮影に行ったところ、お目当てのすべり台がなくなっていたため、途方に暮れながら、墨田区のすべり台を探しつつ、もうひとつのお目当てのある葛飾区に向かっていた最中に偶然見つけたすべり台です。なんで荒川区にいたのでしょうか。その辺はよくわかりません。

この公園、以前は、南千住三丁目公園という名前だったようです。平成29年4月に開園となった比較的新しい公園ですが、名前の通り、城址ということと、隣接する石浜神社の存在で「ロマン」を感じさせる公園です。隅田川沿いに石浜城というものがあったということも始めて知りました。そして、とても爽やかな公園でした。

このサイトには、南千住の観光で12位と書かれています。

南千住で12位?って一瞬思いましたが、ランキングを見ると南千住って色々あるんですね。石浜神社も6位にランクインしています。

実は、今日、墨田区の公園に行く際に、また偶然この公園の横を車で通りました。次世代王も変わらずの佇まいで、なんか不思議な気持ちになりました。偶然、仲間に会ったようなそんな感覚。

映像はこちらです。

対象年齢が3〜6才の小型遊具なので、かわいいBGMが流れてきますが、中盤から壮大さを感じさせる旋律に変わる、このすべり台にぴったりな曲だと思っています。

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この奥に小さく見えるのが「次世代王」です。小さくてかわいいんだけど、2面がオープンになった開放感ある公園の中で、入口の奥にどっしりと構えてる。そして、何より子どもたちの憧れ「パトカー」と「消防車」を従えてるところに、「王」の風格を感じざるを得ませんでした。感じざるを得ない?なんか言い慣れない変な感じがしますが、調べずにいきます。言葉は自由です。

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従えているのか、守られているのか、どちらにしても風格があります。このすべり台で育った子たちは、間違いなく、この「パトカー」と「消防車」にも乗っているでしょうね。そして、街が「次世代王」にも守られている感じがするのではないでしょうか。

このすべり台の特長はそれだけではありません。小型ながらアスレチックな要素が満載!なんとブランコまでついています。

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製造元は株式会社コンパンプレイスケープ。

デンマークで生まれた会社とのこと。日本に紹介したのは、ボーネルンド・グループ。代官山T-SITEでショップを見たことがあります。それだけで、なんかおシャレ。思わず「お店」じゃなくて「ショップ」って書いちゃうくらい。

築城年数は不明なものの、中世から歴史に残る石浜城の跡にデンマーク製の遊具。不思議な気もしますが、自分が城の跡だっていうのに「次世代大名」ではなく、「王」と名付けてしまった原因もその辺にありそうです。

そして、これ。

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このヒョイって曲がった感じ。撮影する時、どこが正面かわからなくなりました。こっちかな?って一瞬思ったのが下の写真。

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正面ぽくはないですよね。
そして、上から見ると、すべった先が見えないワクワクする作り。
「先が見えない」ってことは、怖いってだけでなく、「ワクワクすることなんだ」ってことを思い出させてくれた気がします。

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そして、これは意味のある「ヒョイ」。子どもたちを優しくすべり降ろす、そんな思いやりあるスロープですよね。

次世代王の懐の広いやさしさは、きっと「パトカー」と「消防車」を従えていることより、子どもたちにとって深い意味のある憧れになることでしょう。



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