第12回 相談者さんの質問の仕方からわかること
タロット占い師キミノです。
stand.fmにて音声配信を始めました。
こちらでは、文字起こししたものを投稿しています。
タロット占い師キミノです。
この番組では、日常の事や占いをとおして感じたことを占い師目線でお話しています。
第１２回目の今日は、相談者さんの質問の仕方からわかること です。
占いに来られる相談者さんから受ける質問の仕方は様々で、
「わかりやすく、自分の思いをしっかり伝えられる人だなー」と思える人もいれば、
「こちらから聞いていかないと何も答えてくれない人だなー。」
と思う人もいます。
占い師側から聞いていかないと鑑定が進みにくいケースってどういう場合かと言うと、特にオンライン鑑定で多いんですが、
「好きな人の気持ちを教えてください」から始まる場合があります。
それは、1分いくらとか1文字いくらで課金が始まるので、簡潔に早く教えてほしいという相談者さんの気持ちからくる質問の仕方になってしまうのだと思います。
私の占いは、対面鑑定を主にやっているのですが、対面鑑定のいいところは、60分とか90分とかの枠で料金をお支払いいただくので、しっかりとした内容の鑑定結果を出せています。
それはどうしてかというと、
「相談者さんのご質問の仕方が、うまいから」なんですよね。
私は、今、何について悩んでいて、
それはどんな状況で、
何を知りたいか
を明確に順序だててお話してくれる相談者さんが多いからなんです。
質問の仕方が明確な場合、
例えばそれが恋愛相談だとしたら、
相談者さんとお相手の方が今、どんな気持ちでいて、
どんな風な流れになるのか？
お悩みを解決するために必要な心構えとか、
どんな行動していったらいいか？
といったカードリーディングに移れるのですが、
先に挙げた例のような事前情報ゼロの状態でいきなり、「彼の気持ちを占ってください」だけで始まった場合だと、占い師側から、
何があったのかを確認して、
2人の関係やお付き合いの期間
といったことを、
こちらから少しずつ踏み込んで確認していく必要があるんですね。
先に事前情報用のカルテというものがあってそれに情報を入力してくれている相談者さんもいるんですが、あえて入力されていない方もいるので、どうしても聞き取りが必要になってくるんですね。
余り沢山きいても、相談者さんに「事情聴取のようだ」と思われてもいけないし、かと言って知らないままで占うことはできますが、占いの結果が曖昧になりやすいので、ある程度は知っておきたいんですよね。
ただ、相談者さんにとってはそのやり取りに時間がかかると、お金もかかっているし無駄に時間を取られている、と思われてしまうことにもなるので、
そこは、占い師の経験が出てくる部分に感じています。
質問の仕方があまりうまくないなーと思う人っていうのは、
「目の前の不安な気持ちを解消したい。
どうにかして今の彼の気持ちを知れたら私は安心できるのに。。。」
って、「いま・ここ」の視点で占いに来られているなーって思います。
1分幾ら（何円）というのが気になる方も当然いるとは思いますが、どちらかというと、
例えていえば、
「あの！彼が女性と一緒にいたよって友達から聞いたんですけど！彼の私に
対する気持ちってどうなってますか？」
というような、本人に聞くことができないから、占いで、『早く私を安心させてー』という切実な思いが強すぎる方が、「一番知りたいことを最初にばーんって出して聞いてこられてるなーーー」って思います。
反対に、じゃあ、質問の仕方がうまいなーと感じる相談者さんの場合は、
どちらかというと、未来へ目が向いているように思います。
今、悩んでるから・不安だから占いを受けたい！と思われている部分は、
前情報なしに占ってーって質問してくる相談者さんと同じなんですけど、
『今の状態はこうなんだけれど、うまくいくために、（私は）どうしたら
したらいいですか？』
といった、
『私は前に進むための方法を取り入れて頑張りたい、だから、アドバイスを下さい！！』
という、自分主体の質問の仕方をされているなーって思います。
占い師として思うのは、こういう人は、きっと大丈夫だわ。
うまくいくわ、って占い師も安心できるんですよねー。
自分を信じて頑張りたいと思う相談者さん、
自己開示ができる相談者さんは、
占いを制す！
と言ってもいいくらいで、
「素直な人は質問も上手な人が多いな―」と思っています。
不安な気持ちを安心に変えるために占いを受けられる時は、
素直な気持ちで思いのたけを占い師に話してもらえると嬉しいです。
この番組では、こんな話を聞いてみたい、私はこんな風に思ったなど、
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それでは今日はこのへんで。
タロット占い師キミノでした。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
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