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○ コンビニ（夜）
数人の小学生がキョロキョロしながらいかにも怪しい行動をとっている。
その中にいる他の子より頭一個分以上背の高い男の子がいる、キヨ(10)だ。キヨは見張りをしてるだけだ。その小学生たちの様子を警戒しながらレジ打ちをする店員。
-コンビニの前に一台の車が停まる、サムが降りてくる。
店内から子供たちがダッシュで出てきた、早すぎてもうどこにいるか見えない。
その後から店員に1人だけ捕まってしまったキヨがトボトボと出てくる。
キヨとサムの目が数秒合う。
サム「ごめん、ごめん、コイツ俺の知っとる子っちゃん」と店員に一万円渡しながら言う。
サムはよくここのコンビニにくるみたいで、店員もサムのことを知っていた。
店員「でもー、、、」と言いながら、渋々キヨを、サムへ渡す。
呆然とつったっているキヨ。
サム「あいつらとはもう連むなよ」
キヨ「ありがとう、お兄ちゃん！また会ったね」
サム「は？」
キヨ「2年前公園で会ったやん、なに人って聞いたら、お兄ちゃん怒らしてしまったけど」
サム「あー」（思い出したかのように）
キヨ「俺、韓国人っちゃん、日本で生まれ育ったけん韓国語喋れんけど」
サム「そーったい」
キヨ「俺なに人とかいなー」っと独り言のように言う。
サム「ちょ俺飯となんか買ってくるけん、とりあえず寒いけん車で待っとき」と言い、車のドアを開けるサム、キヨが乗る。
コンビニで買い物したサムが帰って戻ってくる。