キミマチ公聴会への道(その6)

なんか体中にいろいろぶら下げて、
クリスマスツリーみたいになってるおじさんっていますよね!

さっき高速の某サービスエリアで見かけた方がそんな感じで、何だか甲冑着てるみたいな音をたてながら歩いてました。かっこいい!

いや、自分も出来るだけ手ぶらでいたい派なのでわかるんですよ、その気持ち。実際、いろいろぶら下げてた時期もありますし今だって少しぶら下げてたりします。でも、モノには限度ってものがあるじゃないですか?

背中にリュック。これはOK。腰にポーチ。これも問題なし。ベルトにカラビナ。一つ二つなら良いと思いますが、4つくらい。この辺で「おや?」という気持ちが湧いてきますよ、どうしたって。気がつけば胸ポケットからは鈴が出ていて歩く度に鳴っている。あまつさえ、首にもじゃらじゃらと鍵が付いたチェーンをぶら下げている。

…もうこれはブルーザー・ブロディですよ。
もはやインテリジェント・モンスター!

と、まあことほど左様に何事においても行き過ぎは禁物。
いわんやポッドキャストに於いてをや、です。

あの頃の自分、完全にポッドキャストに侵されていました。
朝から晩までポッドキャスト漬けの毎日。寝ても覚めてもポッドキャスト。

ポッドキャストのためなら女房も泣かす。それがどうした文句があるか。
ポッドキャストやポッドキャストや!ポッドキャストを持って来〜い!
と、怒鳴り散らす日々。それは嘘。狂人ですよ流石にソレは。

まあ、それはオーバーとしてもかなりポッドキャストに生活は侵食されていました。

そのうちポッドキャストが大々的に脚光を浴びるようになり、ビジネス雑誌とかでもポッドキャスト特集みたいなのが組まれてるのを見た気がします。その少し前、流石に黎明期ではありませんが、大ブレイク少し前の時代になるのかと思います。

オールナイトニッポンポッドキャストが始まる少し前、という感じでしょうか?
そこから在京ラジオ局が自社オンエアプログラムの本格配信、オリジナル番組の配信などポッドキャスト界隈が一気に賑やかになるのですが、その一歩手前って感じですね。

マサさんとヤスくんという二人のトーカーがオカルトネタについて話す
「昭和オカルト奇譚」、自分はとても聴きやすく感じました。声質が違うので発言がどちらかわかりやすい。まあ、メインで話すのはマサさんでヤスくんは的確な相槌だったり絶妙な合いの手だったりなんですけど、この二人の掛け合い、聴くのが全く苦にならない。聴くのが苦痛になるような素人がはしゃいでる感もなく、それでいてまた鼻持ちならない業界人臭もない。まさに抜群の塩梅。自分がポッドキャストに求めている姿がここに在る!…そんな風に思ったんです。そして迷わず登録。そのまま今に至る、と。

それが昭和オカルト奇譚さんとの出会いでした。

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