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終の棲家と出会いました

半世紀以上生きた街を出ることがほぼ決まりました。

現在はマンションの借家。
交通アクセスの良さと安さで決めました。

住んでいる間に夫も五十路になり、
持病のリウマチの悪化が目に見えるようになりました。

これまでの住まいの決め方は、
私が遭った2004年9月の台風18号の経験に因るものです。
この街の災害は、風台風よりも高潮。
エレベーターは塩害で数週間止まりました。
潮に強い救急車がすぐ来れる場所が今の住処です。

しかし、今の彼にとっては帰宅が富士山登頂並みの疲労になる。
数年後には町を変える計画も出て来ました。

去るしかないと、平屋駐車場付きで探し始めて半年。
夫のかかり付け医と勤務先の最寄りで階段無しの平屋。
夫も私も初めての街です。
町内会、どんなもんかな?お隣さん、どんなもんかな?
不安半分好奇心半分。
床の間と井戸と庭のある築半世紀以上の住まいです。
今年中に細かいメンテナンスをして移動です。
当然、彼に引っ越しの荷造り荷解きは難しい。
ワンオペ荷造り&荷解き。
今回は私の方が躊躇した。
ただ、夫がとても嬉しそうだから、覚悟を決めた。
転居先周辺での職探しに舵を切り、
片付けの脳内シミュレーションに入りました。
あと四半世紀くらい、夫と共に生きる終の棲家です。
見つけて連絡して実際に見て仮調印して迄2週間。
これからが本番です。
何かを選ぶという事は、他の全てを捨てる事。
もう、元には戻れません。
どうか、年末が平穏に訪れますように。









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